湯豆腐が好きな人



豆腐は日本に伝わって後、室町時代の後半に広まったものと思われる
以後、日本の豆腐は白く柔らかい食感が特徴である
「白壁」と書くと豆腐のことである
江戸時代に入って凍り豆腐(高野豆腐)なども現れる
なお種々の豆腐料理が普及した
もちろんおからも油揚げも豆腐である

湯葉やおからの料理も京・大坂で栄えた
豆腐類は精進料理には不可欠なものであり、寺院だけでなく公家や武士が必要な栄養を確保するためのものであった
が、やがて庶民に広がっていったのが懐石料理である
京都の寺院の中には参拝者を宿坊に泊める
この時寺院料理が提供される
寺院と料理屋(仕出し屋)との結びつきは歴史が古く、そんな謂れが観光と結びついたのが現代の現状である
その中で最もお手軽なのが〝冷やっこ″や〝湯豆腐″である
料理人がいなくとも食える湯豆腐ごときに・・・と言ってしまったのがその理由である
もちろん豆腐をけなしたのではない
湯豆腐は高い金を払って食うより家庭の方が似合うと言いたかった

全国の豆腐師さんが腕を競った豆腐の品評会がおととし京都であった
金賞をとったのは長野県松本の「悟郎のきぬ」、銀賞は千葉県の「菜の花豆腐のもめん」であった
日本一に輝いたのが一丁税込みで194円とのこと
第2回(去年)は熊本で行われたが、金賞は栃木県の「匠選極もめん豆腐」、福岡県の「絹ごし豆腐」それぞれ1丁200円・210円である
純に豆腐にこだわったのがそれが豆腐なんです
1丁200円で全知全能の日本一の豆腐が食えるのです
しかも全国都道府県、品評会参加のメンバーを見れば・・ほぼ差がありません
心配しなくとも賢い消費者はしっかり各地の美味しい豆腐を知っています

消費者の賢さが全国に通用する豆腐を1丁200円で抑え込んでいるのです
これはいいことです
京都の豆腐も同じです
京都の豆腐は美味しいですが・・特別なものではありません
湯豆腐屋の値段は豆腐の仕入れ値段とは関係なく決まっていると思って差し支えないようです
寒い中並ばされてまで湯豆腐ごときに高い金を取られないでください
料理は心と技です、飲食業の付加価値は無限です
ですが・・湯豆腐にして何ぼで出そうと勝手ではあるが・・
高ければ美味しいと思ってる自称グルメには向きませんよ
家で食べるなら、丸々楽しめるという理由です
旅行者の皆様に水を差すようですが・・
だから、湯豆腐は自分の郷(さと)の自分の家で楽しむものです
写真はタカラガイ、かぐや姫のコヤスガイのことでもある
鯵庵(2.17)



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Commented by boushi-fufu at 2017-02-19 09:12
竹取物語 子安貝 と検索して、面白い説に出会いました。
お礼を言われても、、、でしょうが、ありがとうございます。
http://www.geocities.jp/kikyoya_ryokan/toho06.htm
Commented by ajiankyoto at 2017-02-19 14:06
> boushi-fufuさん
ご案内のサイト、閲覧しました
燕の子安貝…
参考にします、いつもありがとう
by ajiankyoto | 2017-02-17 22:04 | 翁草 | Comments(2)