美人の○には水仙花の香りあり/水仙の香り⑵

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自分を嫌いになるという精神構造は若い時にはよくありました
そういうことも自己愛が裏に潜んでいたのかもしれません
人生のスタートは実はナルシズムだという話を聞いたことがあります
日本語の水仙は水辺に咲く仙人という中国の名前のままです
ニホンスイセンは新春早々に簡素にして気高い香りの花を咲かせます
それでいて実は有毒植物です
特に球根(鱗茎・りんけい)には人が死に至る毒を持っています
この項の表題は有名な一休和尚の漢詩の題になった一節です
スイセンの香りに似ていると例えられます
ナルシズム、自己愛というものはこの香りと全身に毒を持っているところから来たのではないかとも思ったりします
ギリシャ神話では少年の神であった
現実にはナルシズムは世の女性の方ではないかと思う

多くの園芸品種のあるスイセンは多くの香りが存在するが、スイセンの香りは相当に幅広い
その中でスッキリした甘さのニホンスイセンの香りはヒヤシンスやジャスミンやロウバイなどの類似の成分が含まれる
が最近の研究では特徴的な成分には抗酸化作用、メラニン生成抑制作用の他にストレス軽減効果や催眠効果もあるという
催眠効果は古くから知られていたが、線香や香水だけでなく化粧品材料としても利用されているわけである
ニホンスイセンは空気のまだ冷たい時期に群生して咲く
香りに敏感な人は冷気の中に感じることのできるかすかな霊気かもしれない
何のこともない
一休宗純が言っていたのはそういうスイセンの持つ催眠効果だったのかもしれない
ナルシズムで片づけてしまえるものではないのは明らかだ
鯵庵(3.24)


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by ajiankyoto | 2017-03-24 08:16 | 女紋 | Comments(0)