氷屋はどこへ

b0355451_20285440.jpg
明治以前にはなかったものだけれど、町内の店(商売)でなくなったものに氷屋がある
昭和30年代の町の暮らしには冷氷庫(れいひょうこ・本来の冷蔵庫である)があった
冷氷庫は木製にして2段になっていた
前面や扉には銅版をはってそれなりに豪華なもので玄関を入ったところにおいていた
玄関や土間におくのは理由がある
上段に氷、その冷気で下段の食品を冷やすのである
融けた氷は水になるからである
氷屋がリヤカーに乗せて運んできた氷の塊を1貫目(3.75㌔)から2貫目くらい
注文の大きさに大きなノコギリで切ってくれるわけである

その切れ味に夏を意識した

昭和40年代後半になると家庭にも電気冷蔵庫が流行り出した
三種の神器(さんしゅのじんぎ)と言われた
テレビ「サザエさん」に出てくる電気冷蔵庫は昭和50年代の製品のようだ
その時にはもう氷屋さんは急激に減っていた
電気冷蔵庫が氷を作れるようになって、冷凍庫が当たり前になり、ドアの数が増えて、どんどん機能的になって行った
30年代に何千件もあったようなあの時の氷屋さんはその後どこへ行ったのだろうか

素うどんの会
鯵庵(8.7)

[PR]
Commented by boushi-fufu at 2017-08-09 07:22
ありましたねえ冷蔵庫(冷氷庫?)ありましたねえ、氷屋さん!荒い目ののこぎりでシャカシャカ切る音思い出します。懐かしいです。
Commented by ajiankyoto at 2017-08-09 07:59
> boushi-fufuさん
その切れ味に夏を感じた・・
今でも氷がのこぎりで切れることが不思議です
今の時代にも冷氷庫が役に立つような気もするのですが
コンビニで塊の氷を買ってきてスイカやビールを冷やす姿をせめて子供達(孫)に見せてやってください
冷蔵庫では分からない科学を知るきっかけになります?鯵庵
Commented by boushi-fufu at 2017-08-09 21:15
そうですね。そういえば、缶ビールや缶ジュースを急いで冷やしたいときは 冷蔵庫に入れるより、水に製氷皿の氷+保冷剤を入れ、その中に浮かべる方が、数度低くなるというミニ情報を読んだところです。
by ajiankyoto | 2017-08-07 06:49 | 翁草 | Comments(3)