妙心寺/花園界隈

平安京は東西に約4.5キロ、南北に約5.3キロ
平安京の中心朱雀大路は今の千本通りに当たる
概ねJRの山陰線が南北に走っているあたりと思えばいい
平安京は羅城(城壁で囲まれた都)ではないがその街並みは中国の都、洛陽や長安をまねている
右京を長安城と言い左京を洛陽城といった
都の中でも朱雀大路の西の方(右京)は早くから廃れた
ということもあって京の都の代名詞が洛陽に擬され、
京洛・洛中・洛外・上洛などというようになったわけである
今でも〝洛″といえば京都を意味している
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大昔は平安京の西の郊外はむしろ山城文明の地である
平安遷都の前には山背(やましろ)の国の国府のおかれたところでもある
太秦(うずまさ)の名は古代の豪族秦氏の本拠地でもある
聖徳太子の広隆寺(こうりゅうじ)も目と鼻の先である
妙心寺の北は一条通、北の端だった
JR花園駅のあたりが平安京西京極(にしきょうごく)大路、都の西の端だった
この妙心寺あたりが当初の平安京区域の西北の端(コーナー)にあたることが分かる
妙心寺が西の御所と呼ばれた意味が分かる

花園上皇(95代天皇)の院(仙洞御所)を寺に改めたのが臨済宗の妙心寺だからだ
開祖以来禅の修行を重んじる禅風で多くの塔頭(たっちゅう)を抱えているのは誰でも知るところ
本山の中、数十の塔頭寺院で大町内をなして、妙心寺内の道路は通行が自由である
ジョギングする人、自転車で通り抜ける人、車でお参りに来る人
しかし、特にシーズンになると狭い石畳を人の後ろから車が迫ってくる
お寺の中までどこまででもマイカーで行こうとする人は京都には似合わないのだが・・
北門からでも南門からでも西へ都を出れば、隣は太秦(うずまさ)、もう嵯峨(さが)
嵐山も意外と近かったことが分る
まさに花園の地は都の内庭だ
鯵庵(11.4)



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by ajiankyoto | 2017-11-04 08:50 | 都市 | Comments(0)