80条バス・常照皇寺/市内バス事情②

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変な表現だが、市内にあって市内からもっとも遠い寺として常照皇寺(じょうしょうこうじ)を上げた
市内中心烏丸六角の六角堂から車で37キロあることになる
国道162号福王子から高雄を経て、京北周山へ
周山から国道477号で山国まで行くのが仮定ルートである
山国の庄は元禁裏の御料でもあった
臨済宗天龍寺派の名刹常照皇寺は禅宗に帰依した光厳上皇(こうごん・1313-1364)の開山
上皇は96代後醍醐帝の後を引き継いだ帝であった
北朝2代にわたっての院政を行った、が、南北朝の分裂により北朝初代の帝に数えられている
上皇はこの寺の裏山で火葬に付されそのまま墳墓とされた
常照皇寺は光厳帝出家の寺なのである

仮に一番で京都をたって常照皇寺へ行くとしたらということで時刻表を見た
6時50分JRバスで京都駅を出る、周山(しゅうざん)へは8時11分である、1時間21分かかる
周山からは「きょうと京北ふるさと公社」の運営する「京北ふるさとバス」が連絡
8時31分に「山国御陵前」に、そこから10数分、ほぼ9時前には山門に達することになる

北桑田郡(きたくわだぐん)京北町は平成17年(2005)に京都市と合併
それまでの町営バスがこのふるさとバスである
市バスでもなく、民営バスでもなく自家用自動車(白ナンバー)で有償の運行を行う「80条バ」スである
道路運送法78条の規定による、改正前が80条だったので、今も80条バスと言われているわけである
地域のバス事情が苦しいことを物語っている
京都市は年間数千万円の補助金を出しているらしい
市バスは途中の高雄までは運行している
高雄を超えると実は丹波の国(昔の桑田郡)に入る
市内が国境(くにざかい)を越えてしまったのだから仕方ないのかもしれない
南北朝の時代から京都の街とのつながりは深いのがいわゆる京北町である
鯵庵(29.11.11)

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by ajiankyoto | 2017-11-11 06:00 | 路線バス | Comments(0)