らしさを求めて

テレビでは横綱の品格が言われている
横綱らしさが求められているし
それ以外に理事長らしさも、理事らしさも、親方らしさも
相撲取りの世界だから相撲取りらしさも大事だろう
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日本の土木ゼネコンは大林・鹿島・清水・大成(あいうえお順)に代表される
この4社だけでも年間数兆円の受注額になる
それだけの公共事業費が彼らによって配分されるのだ
星の数ほどある日本の建設業の頂点にある
横綱なのである、しかも下位の大関以下とは勝負にすらならない大横綱である
リニアの工事でまたゼネコンの罪が問われている
らしさを大事にすることを宣言し、また国民が監視している中での出来事である

建築の世界でも同じことをしている
スーパー5社の中で仕事を取り合ったり譲り合ったりする
いかな大企業でも効率のいい仕事でないと利益が上がらないという
その効率の一番の敵が競争入札なのである
業界が組めば、その効力を粉砕することすらできる
受注調整をしたことを公正取引委員会にこのゼネコンが自首した
早ければ罪が許されるという不思議な制度だ
ただいずれ、全国の公共事業から指名停止の処分を受けることになる
が、またこれで、全国の大きなプロジェクトが軒並み遅延することになる
その影響こそ大きい

横綱が処分されたのでは相撲興行が成り立たないという
仮に横綱が拗ねたら横綱らしさからまた遠のく
相撲はスポーツでもなくただの興行だ
らしさというのは皆で作ってきたものだ
「らしさ」の反対語はいつも「話し合い(談合)」か「八百長」だ
ルールの作り方を間違えれば同じことだ
人気が覚めたとしてもその理由が分からないことになるだけだ

相撲はそれでも構わないのだ
相撲ファンも日本は土木国家であることはもっと知るべしである
日本の国技は土木の方である
ゼネコン4社が拗ねたら国の浮沈にかかわる
だがしかし、そう思って4社の人が今でも高をくくっていることを何とかする必要がある
どの業界も横綱の品格など持っていないことがばれだした
相撲は我々にそれを見せてくれているのかもしれない
鯵庵(29.12.23)




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by ajiankyoto | 2017-12-23 06:51 | 偽装 | Comments(0)