実家なき男たち


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今まだ気になっている言葉がある
昔から言う「実家」とは何だろうか
国語的には"自分が生まれて育った家のこと"である
もう、それでオーケーなのだが・・
なら、実家の反対語は何だろうか、と言えば
婚家だったり養家だったりする
法律家は「実方」と言う、「従来から属していた家を言う」とある

昔クラス会の連絡先名簿にいつまでも実家と言う表現があった
連絡先のベースキャンプだろうけど・・が
なぜならば、家庭を営んでいる現住所だけでいい筈だ
だがしかし、仮に子供連れの女性が実家の住所になっておれば
それは離婚して帰っていることになる
男性の場合はどうなるかということである
ほとんどの場合、帰省先というぐらいの意味になる
「寄生先」という方が当たっている
その寄生先を出ない男たちが増えているらしい

俗に「女三界(さんかい)に家無し」という
女性は一生の間、身を落ち着けるの場のないことを言うというが
実家がなくなった時こそが三界に家なしだと思う
離婚して実家におるなら三界以外に家があったということだろう

あるアンケートが載っていた
実家暮らしの男性と結婚するかという問いだ
20代+30代の独身男性の75%が実家暮らしだそうだ
同じく実家暮らしの働く女性からからも特に気持ち悪いと言って嫌われるそうだ
両方の実家の親も気持ち悪いと言っていた

男がおっても何の役にも立たない
イヌやネコの方がましだと実家男のこの親父が言う
65歳以上の父親が離婚暮らし、それなのに息子が寄生するという
三界に家がないのは男の方だろう
友人親父のこの憂鬱にどう答えればいいんだろうか

番(つがい)だと思っていたのが親子だったりすればおかしすぎる?!
鯵庵(30.1.17)

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by ajiankyoto | 2018-01-19 21:23 | おとこ編 | Comments(0)

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暦を開くと、一番先に出てくるのが女神である
名を歳徳神(としとくじん)という、牛頭天王(ごずてんのう)の后とも言われたりする
この女神の居ます方角を恵方(えほう)という
今年、「何人にも吉」の方位はこの歳徳神のいる方向だと言う
江戸時代からある恵方詣で(えほうもうで)というのは、毎年この恵方の方角の寺社をお参りすることを言う

正月の民間信仰の一つであるが、この神様歳によって移動する
今年は戊戌(つちのえいぬ)で、戊(つちのえ)の歳の方角は巳(み)と午(うま)の間の丙(へい)と定まっている
暦では十干、十二支などを用い、二十四の方向を表す、北が子(ね)、南が午(うま)になる
丙はその11番目で方位で言えば「南南東やや南」になる、360度で表現すると165度になる
その方向というのはその年の干支(かんし)の十干(じっかん/甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)によっている
だから、恵方は4方向が5年周期で回っている・・だけのことである
ところがどっこい、この恵方と言う言葉をパクったのが恵方巻(えほうまき)である

節分は暦の上での大晦日である
大晦日に厄払いして正月に恵方参りをする・・その祈りの気持ちを表現したい?ことはなんとなくわからないでもないが・・
どうにも分からないのがその方角を向いて巻きずしを"まるかぶり”するという・・その風習だ
もう一つ分からないのがその恵方の方角のことである
すし商組合や大手コンビニのパンフレットなどにはいずれも大きく「南南東」と書いてある
残念ながら微妙に(7.5度も)ずれている

正しい恵方ではない、方角にも幅があり許容の範囲とは言えるが・・
この場合の方角という観念を16等分の東西南北の表現をしたことが誤り
暦で言う方位は24等分であることを理解していない
陰陽道や日本の暦では方角を大きく12分・24分している
最小単位は360÷24で、だから1単位が15度になる。
むかし、日本の時刻も同じ単位で表していた、24時間で一周した
・・今の時計は12時間で一周するわけだから、時計の短針を30分単位で表現すればいいのだ
だから165度とは5時半のこと、こちらの方が、陰陽道の正確な方位の表現になる

芸術も文化も歴史もいつか大きくデフォルメされていく
コンビニの販売促進というのは所詮熾烈なサラリーマン世界の産物である
ただ、新しいものを生み出す強引さの中にも簡素であっても正しさは大事にしたかった
そうでないと恵方神(歳徳神)も迷惑である
元来、「今年は5時半の方角です」としてた方がコンビ二客向きの表現だったような気がする
世に罪をしないということは大事なことなのだ

方位盤、この間に一つずつ入る、蛇(巳)と馬(午)の間が今年の恵方になる
鯵庵(30.1.19②)



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by ajiankyoto | 2018-01-19 10:29 | | Comments(0)