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ほんまかいな?

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サラリーマンの定年というのは苛酷である
競技はそこで終わってしまう
ゴールがあからさまに見えてしまった
人生は50年と言った大昔もあった
それからだったらはるかに寿命が伸びてしまった
悪いことであるはずはない
「人の一生・・、その目的への道中で死ぬべきだ。
生死は自然現象だからそれは計算に入れてはいけない。」
司馬遼太郎は作品の中で語らしている
若い時から多くの本も読んできた
そのせいかも
計算をしないそんな生き方に憧れてきた
しかし、頑張って気がついたら定年のテープが待っていた
やっと仕事が分かってきたのに
本当はこれからなのに
まだ頑張れるのに
サラリーマンの多くの人が目的を奪われ
今度は計算しながら残りを生きていく
おもろうない
その境界線が定年であった気がする
せめて働きながら死にたい・・、ほんまかいな??
鯵庵(11.30)


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by ajiankyoto | 2016-11-30 07:44 | Comments(0)

鬼平の老い

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テレビで「鬼平犯科帳」が始まったのは昭和44年(1969)、鬼平は最も鬼平らしい松本幸四郎だった
それが丹波哲郎になり、中村錦之助になり、今は幸四郎の次男二代目中村吉右衛門になった
今は、とは言ったけれど吉右衛門鬼平になって28年になるということである
テレビのシリーズは平成13年に終わっているが、なかなか毎年スペシャル版で続いている
予告によるとこの冬に最後の放映になるということだ

実在の鬼平こと長谷川平蔵は8年も火盗改メの職を続け数え年50歳の時に亡くなった
活躍は40代の時である
二代目吉右衛門は今や人間国宝であるし、齢72歳である
小生、吉右衛門鬼平に関しては見逃すまいと再放送、再々放送を見ている
原作者池波正太郎に何度も声をかけられても、吉右衛門がなかなか鬼平を演じなかったのは小説の味と歴史上の人物その実年齢を気にしていたという
だからこそ、今から15年前、平成13年(2001)にレギュラーシリーズを終えている

富士真奈美が最初に演じたおまさも、吉右衛門と一緒に梶芽衣子になった
これも4代目である
小生らにとっては梶芽衣子は日活の「女囚さそり」の印象が強烈である
東映でも頑張っていたが、鬼平のおまさで息が長くなってしまった
役どころでは30過ぎである、少し色が黒いが黒くてぱっちりとした目とおちょぼ口が特徴の江戸の女である
良く似合っていた、そのおまさであるが・・
おまさも歳をとるが、梶芽衣子も歳をとる
大河ドラマとちっがって役どころとしては、その後28年は限界を超えてしまった

木村忠吾の古今亭志ん朝は吉右衛門とは共演していない
吉右衛門と一緒に始めた相模の彦十、3代目の江戸屋猫八はもう15年の前に亡くなっている
ここまで人気番組になったら仕方ないかもしれないが
適役役者が死んだり年をとってしまっては仕方がない
再放送を見ていて、作品の年代はおまさを見ればわかる
鬼平では本当におまさは主役なのである
梶芽衣子のファンとしてはかえって辛くなってくる
「女という生きものは、みな一色のようでいて、これが違う。女に男なみの仕事をさせたときにちがってくるのだ」
と鬼平は言うが

吉右衛門は早くから辞めたいと言ってたようだ
舞台ならともかく画面いっぱいに老いが映るテレビドラマではそうだろう
当時の40代はもはや初老だったというけれど今の初老とはやはり違う
懐メロだって、いつまでも出来るものではない
ゴルゴ13と同じ顔をした劇画が存在するだけでも嫌だったのに
今度、いかれたテレビアニメも来年から始まるという
男盛りに働いて死んだ鬼平を描きたかった池波正太郎が生きていたらこんなことにはならなかったのに・・
再放送も小説もこれからも読めるのだから、精一杯ここらでいいのではないか
吉右衛門シリーズの江戸風景は全て京都と京都近郊ロケだった
写真は平成4年頃放送の鬼平とおまさ「夜鷹殺し」から
開始4、5年後、おまさが熟し一番きれいだったころ
鯵庵(11.29)




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by ajiankyoto | 2016-11-29 07:29 | Comments(0)

人こそ花なのだけど

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このシーズンは京都を離れるのが一番だ
一日観光客になるのもいいが、ただ人の少ないところがいい
それでは自分の町内の公園で過ごすのと変わりがない
そう言う訳にはいかんというのを行楽と言う
この時期老いも若きも一億総行楽である
特に天気がいいとなおさらである
そんな時は京都を離れるチャンスである

外国語は嫌だね、でもまだ意味が分からないだけましともいえる
こんなけ顔が似てるのに言葉は音楽以上に分からない、しかも不協和音だ
だけど日本の言葉も嫌だね、知ったかぶった旅行者はもっと嫌だね
京都の歴史って中学校で習ったわ・・??
ワビとサビと新撰組やろ・・??
世界遺産だけ回るわ、ええ?宇治にも大津にもあるの?大津いうたら滋賀県ちゃうの!
明けても暮れても観光地の値踏みばかり
そんな旅行者の会話が聞こえないところへ、京都を離れるのが一番である
こんなのが耳に障るというのかな
こんな時こそ学びたいね、知りたいね、人に会いたいね

実は人こそ花なのである、ただ、花にも色々ある
小生も本当は花より人が好きなのである
春の花には浮かれてしまうことがあるのに
晩秋の紅葉には沈むこともある
眼耳鼻舌身意(げんにびぜつしんい)である
六根清浄(ろっこんしょうじょう)
紅葉のこの時期・・
眼も喜び、舌も喜ぶが、なぜか耳だけが喜ばない
写真は里の晩秋、カラスウリ
鯵庵(11.28)




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by ajiankyoto | 2016-11-28 07:05 | Comments(0)

鳥羽離宮の崇徳院

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保元・平治の乱/鳥羽離宮の崇徳院
崇徳院は74代の帝鳥羽院の第一皇子、72代の帝白河院の曾孫になる
しかしながら、実は白河院の子ではないかと言われていたことが歴史書物にも記されている
仮に、そうであったとすれば父であるはずの鳥羽上皇にすれば叔父にあたる
父鳥羽上皇に位を譲られ5歳で即位75代の帝となる
時は院政、その創始者である白河院の時代だったのだ
だが、白河院崩御、鳥羽院が治天の君となると立場が逆転する
76代は3歳の鳥羽院の第九皇子近衛帝に譲らなければならなかった

白河とは都の東、白河を言う、鳥羽とは都の南、鳥羽をいう
それぞれ、そこに自らの拠点を築いて院の都としたわけである
帝の名は諡名(おくりな)である、そのことにちなんで諡されているわけである
政令が専ら治天の君である院庁で行われたのを院政というのは教科書の通りだ
鳥羽の離宮の時代である、白河院が手をつけ鳥羽院が引き継いだ
都移りしたようだといわれ、王家、関白以下の朝臣、武士たち皆こぞって鳥羽の院に仕えた

崇徳徳はも鳥羽離宮田中殿にいたし、幼き近衛帝も皆ここにいた
その幼き近衛帝により皇統はも一度鳥羽に戻った
朝廷は安定を取り戻し近衛帝に弟頼長と兄忠道ともに皇后・中宮として娘を入内させた
先の帝崇徳院は新院と言われたが、鳥羽院が生きている間に浮かばれることはなかった
歌の道で時を生きていた
叔父・甥の関係だとしたら、下世話であっても煙たい確執の始まりである
ところが鳥羽院最愛のその近衛帝が在位15年、17歳で亡くなった

近衛帝を継いだのは鳥羽院の第4皇子77代後白河帝であった
近衛帝の異母兄で、崇徳院の同母弟だった
後白河は既に30歳に達しており皇統を継ぐということでは今まで埒外だった
当時も異常事態と言われたが、実はそれが歴史の主役の登場だったのである
それでもまだ事件は起こらなかった
写真は鳥羽離宮後の近衛天皇陵(ここしばらく改修工事が実施されている~29.3)
この項続く
鯵庵(11.26)


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by ajiankyoto | 2016-11-27 06:09 | 崇徳院 | Comments(0)

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NHKは片寄った報道はしないし、特定の企業の宣伝になるようなことはしない
・・と言うのが神話である、ずーーッとそう思ってきたが、例外が多い
NHKがNHKの番組の宣伝をするのはいいのだが、無節操過ぎてアナウンサーが可哀相だ
組織を上げて大河ドラマや朝のドラマの宣伝をしているのは見苦しい
紅白歌合戦などの企画にコメントできるNHK職員がいないと思っていたら、今度はニュースのアナウンサーが取り込まれた

放送は本番で勝負したらいい
視聴率下がったら下がったでいいから、視聴者を引っ張りこまんといてほしい
もう何とかいうグループもいいよ、解散したやつにまで無理にごっついギャラ払わんといてな
金がありすぎるのが全ての原因だと小生も思う
民放の真似せんでもいいように思う、娯楽・芸能に金使うなとは言わんけど
大手芸能プロや大御所芸人から指図されんようにだけはしてな
はっきり言って、ニュースのアナウンサーに紅白の司会させると失うものが大きすぎるよ
本当に報道番組の中立性、公平性なども少しずつ疑わしくなってくるような気がする

大体、社会で罪をなすのはこういう"半官半民”型の組織であることは国民の周知だし・・それゆえに今も何かと狙われている
それでも民放各社に比するとNHKは少し上のバランス(確からしさ?)でリードしている
その反面、ベンチャラが本音の哀しいサラリーマン根性でも日本一かもしれない
サラリーマン根性と言うのは本来そんな柔なものではない
いいんだよ、サラリーマンで
だが給料も悪くないと言うなら、なおさらベンチャラ以外にも日本有数のサラリーマン根性を発揮して欲しいと思う、、ね
ひょっとしたら今の会長ならそういうのが好きかもしれないよ

受信料契約訴訟で敗けたことのない
NHKだけど、今度最高裁の大法廷で審議されることになったらしい
組織を上げて、受信料で視聴者と闘っているが・・根は契約の問題ではないんだよ・・
訴訟に勝っても解決しないと思う、だが、それでもいいだろうね
ただ、判決次第ではテレビやラジオに出る人や現場の人は辛いかもしれないね
出世競争もいいけれど、自分を生きなくちゃね
一人一人が、自分をしっかり見つめて生きていくんだよ
そう、離婚して「♪・・初めて自分を生きる・・」歌謡曲「吾亦紅」にそんな情けない歌詞があったね
今回は東京に向かって口幅ったいことを言いました、スミマセンね、歌も写真も本文に関係ありません
鯵庵(11.25)



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by ajiankyoto | 2016-11-25 17:40 | Comments(0)

鳥羽離宮跡の安楽寿院

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保元・平治の乱/鳥羽離宮

強大な天皇家の権力と財が院政を支える時代だった
武士もまた院に靡いて、番犬のような役割を果たしていた
白河・鳥羽と祖父と孫で続いた院政は朝廷政治の実権を掌握していた
院政は自分の子に帝位を譲って初めて成立している
ことは鳥羽院が崇徳帝が自分の子ではないことを知っている?
祖父と同じ女性(鳥羽帝の中宮藤原璋子・待賢門院)に交わった
自分の子でない崇徳院の皇子を帝位につかす筈はなかった
鳥羽院の残された皇子は後白河であった
鳥羽院、後白河を帝位につけてすぐに亡くなった

鳥羽院4歳で即位してから50年、祖父にあたる白河院が亡くなってからも27年
崇徳・近衛・後白河と3帝に渡って皇家と朝廷の実権を握ってきた
鳥羽院は藤原忠実(たださね)を復権させた
摂関家の権力争いも加わった
跡継ぎ問題は今始まった話ではないが、その争いに番犬である武士の武力を使ってしまった
武士が実力を蓄え台頭する時代になってきた
もちろん歴史の教科書の通りであるがそれは我々の特権である

鳥羽離宮跡は今は残されたものが少ない
今まだ発掘調査は続くが、残念ながら古都の歴史観光的価値はない
竹田駅から西へ向かえばいい、国道と高速道路の輻輳するところである
田園風景に囲まれて今は京都一のラブホテル街になっている
城南宮を含んでこのあたり一帯が鳥羽離宮後である
油小路の大通りに面して白河天皇成菩提院陵、大通りの東側の安楽寿院に隣接して鳥羽天皇安楽寿陵、二層の立派な塔は近衛天皇安楽寿院南陵である
田園風景の中に権力の割には密やかな鳥羽院政の遺跡と御陵が残されている
ここから、武士の時代が始まるという見方をすれば歴史の勉強も面白くなってくる
この項続く、写真は鳥羽離宮の遺跡に残る安楽寿院
鯵庵(11.24)


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by ajiankyoto | 2016-11-24 11:22 | Comments(0)

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このシーズン、京都市民も観光客の一人にならなければならない
佛の話はほっとけとばかり、お寺はお庭の紅葉を見せて拝観料をとる
そんなことをブツブツ言いながら仁和寺へ来た
その境内で馥郁窯(ふくいくがま)のMさんに再会した

Mさんは春と秋にここで自分の作品を並べて売っている
焼き物区別では清水焼である
が、清水焼の窯元は、昔の五条坂界隈から山科や宇治へ越してしまっている
村上さんはその炭山西の谷というところに自分の工房を持っている
京焼や清水焼と言っても誰にでも分かるような形がある訳ではないとのこと
作家それぞれが土を見て形を考え、自分のアイデンティティーで作陶している
焼き物は明らかに芸術ではあるが・・、陶器は日用品でもある、そうでなければ誰も買わない

宇治の炭山にはそれでも数十軒の京焼の作陶家が窯を開いているという
市内からであれば伏見の六地蔵あたりから山の方へ上がるのだろうか?
それなら右京のこの仁和寺まで、道のりにして20数キロある、1時間を軽く超える
思えば・・
作ることと売ることと両方しなければならないことは大変なことである
その上外国の人にも受けなくてはならない
伝統工芸士の看板も漢字が分かる人にはわかるのだが
それだけでは売れないかもしれない
みんなに使ってもらいたい陶器を目指している馥郁窯である
困ったことに暮らしぶりが違うと必要な器(うつわ)が違う
と言うことは、ここで店を出すなら、土産もんになる陶器も焼かなければならない
売る方のMさんの気持ちと作る方のMさんの気持ちに少し差があるかもしれないが、それも当然ことである

何万、何百万円もするような焼き物を作っている芸術家も京都には何人もいる
そんな人は今更、売るための努力はしなくていいだろう
仮に京都の暮らし方があったとしたら、その暮らし方にあったものが京都の焼き物だろう
やはり京都は京都の人の町でもある
小生らが買えるものも作らなければならない、それが器の宿命かもしれない
その宿命に乗って、今日はビール用、軽くて手持ちのいい形の焼き物を手に入れた
今日から使える、自分の暮らしにあった焼き物が一番だ
紅葉だとて、毎年の日常の一つでもある
今日は京都の観光客の一人である小生でもある
仁和寺も好きである、だが仁和寺の東隣にある蓮華寺(れんげじ)の日常と変わらない仏空間と紅葉がもっと好きである
鯵庵(11.23)




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by ajiankyoto | 2016-11-23 07:37 | Comments(0)


今日は人生相談記事からです
”夫が「趣味」に走って家族をほって既に別に暮らしている”
自分の稼ぎで末っ子を学校に行かせる50代会社員女性
面白いことに趣味が何かを質問者は言っていない
趣味の如何にかかわらず、この場合は遺棄(いき)である
妻や子が妻や子だけで生きて行けない以上保護の責任はある
裁判で費用の請求は可能であるが、ともかく離婚もすすめている
しかしながら、果たして上手く別れられるのだろうか

小生にも彼の趣味が何であるのかわからない、その点読者としては不満である
もう一つの不満、おそらく相談者の女性は上手く別れられないだろう
彼女はこの相談で、そのことに気付くだろうけどおそらく的確な手段まで思い至らないだろう
相手の彼も別れることの意味が理解できないだろう
もともと夫婦生活と言ってもそれでもないのだろう
そうでなければ妻や子への復讐かもしれない
夫であり父親である、家族の柱であるべきことと・・
そうであることとそうでないことの区別が出来ていない
暮らすということことそのものが分からないままの夫婦のようだ

そういう人が、まともな趣味を持つことは考えられない
仕事も辞めて毎月十何万も趣味に金を使うというその趣味とはなんなのだろうか
ますます気になる??
それさえ教えてくれたら小生にもアドバイスできるかもしれない?
私の教科書・・
結婚生活の倦怠期、すなわち性生活の非刺戟性と単調化が破綻の誘因となりうる。特にお互いの性格の相違はこの時期までに調整しておかなければ、急速にそれが互いに耐えきれぬ欠点としてクローズ・アップされるのである・・・〉と、離婚の原因として一番に述べられている
男女間での”刺戟性”と言うのは単純な”刺激性”とは少し違う
単調化は分かりやすい
性格の相違というのは分かりにくい、、それが離婚の理由を複雑にしている

よく似た性格だと離婚にならない場合が多い
なによりも別れるということはめんどくさいことである
趣味の違い、この頃は価値観の違いなど言い替えたりする
結婚は理由は要らないが、別れるには理由がいるからだ
心配しなくとも離婚した方がいい夫婦は世に多い
今日はいい夫婦の日だって
鯵庵(11.22)

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by ajiankyoto | 2016-11-22 08:06 | Comments(0)

落ち葉を見てすぐに掃こうとする人と眺めるだけの人と2種類の人がいる
街では歩道の落ち葉が嫌われる
掃かないのは落ち着かないが、せっせと掃く人もきりがない
もともと落ち葉など目に入らない人もいれたら3種類の人がいる
あなたはどちらか?考えてみてほしい
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落ち葉を踏むのは仕方がないが・・
掃かなければならないものだろうか
無責任なことを承知で言えば、掃かないほうがいい落ち葉も多い
そんなとこほどせっせと掃いている気がする
そんな人はせっせと掃いてごみ(燃やすごみ)として出す
京都市は剪定枝葉と落ち葉を中身の見える資源ごみ袋で回収することにしたみたい
草や竹や木の根はダメであるが、落ち葉は取ってくれることがはっきりした
しかし各家庭の分に限る、植木屋などに任せたものはダメだという
なんとなくまだ宙ぶらりんだ

昨日上を見たら紅葉である
今日下を見たら落ち葉であるが
都会の舗道では落ち葉も紅葉なのだ
本来は有用なものだったのだ、土になるはずなのだ
あるいは今度資源ごみ扱いになれば土に帰るチャンスかもしれない
落ち葉の運命、どちらがいいのかそれも分からない
落ち葉をせっせと掃く人も嫌いではないが
きっと、その人は腹の中では街路樹の木を切ることを願っている気がする
落ち葉は青葉の成れの果てであることを知ってほしい

小生、都会の落ち葉が冷たい風に舞うのは好きである
落ち葉はそもそも誰のものなのだろうか?
それはさておき、どうせほっといてもどこかに吹き溜まるだから・・
身につまされて書いている
いずれ吹き溜まる、その時になればゴミに近づく
まだ落ち葉は掃かなければならないと思い込んでいる人が多い
鯵庵(11.20)


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by ajiankyoto | 2016-11-20 16:08 | Comments(1)

あんかけうどんの運命

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「天かすに化かされたタヌキ」に続く
そもそも天かすを揚げ玉(あげだま)などと言って、金を取る感覚は大阪や京都の人にはわかりにくい、カスはかすでいいのではないか
かすだけど美味しいものはいいし、いい油でいい色加減の天かすは店の繁盛の裏づけにさえなっている
繁盛している店はむしろ天かすの処理に困っているのが実情
揚げ玉の方が天かすの代用品とも劣等財(れっとうざい)ともいえる
天かすのほうが食材として優れているのだから、なおさら理解できない
関西人は天かす入りをハイカラうどんなどと軽く敬意を表すこともあるが、
天かす入りだとて四国・九州でも概ね無名状態、間違っても東京に真似て”たぬき”とは言わない
結局、”天かすに関わらないたぬき”がかろうじて生き残っている次第である
最後は大阪風に”きつね”に対する”たぬき(そば)”として生き残るかである

京都風の餡かけ型で生きていくのは・・・見るところしんどい
長浜に盆梅展に行くといつも「のっぺいうどん」を食うことにしている
大きなしいたけにあんかけうどんである、ショウガの味が寒い時にいい
京都の「しっぽくうどん」にも同じようにシイタケや麩や湯葉など入る、それにあんをかければ「あんかけうどん」とか時に「のっぺいうどん」と言ったりする
が、とおり名では長浜の店にはるかに負ける
京都は名だたるうどん文化の土地ではある

この際に旅行者にでも受けるキャッチフェーズが必要なところだと言えば、
京都は具の大ぶりなうどんが少ない、”京都の舞妓さんのおちょぼ口に合わせて小さい目にしてまんねん?!!”
こんなフレーズしか思い浮かばないような都市ではあかんわな
京都に舞妓(東京方面で言う半玉・芸者志望の見習いのこと)何人おるのか知ってるのか
京都イコール花街や舞妓という発想だけはやめてほしい
かくして皆、てんぷらトッピングを求めて、天かすとネギ入れ放題の〇〇製麺に行くわけである

「あんかけの時次郎」って知ってるか
もう、あんかけのたぬきを食える店は絶滅遺産状態である
しかし、保護の必要はあまり感じないのが不思議だ
写真は嵯峨のタヌキ、丸に八の字そのまんまがいい
鯵庵(11.19)





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by ajiankyoto | 2016-11-19 07:47 | Comments(4)