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カレーライスは日本料理か?という話題になった
インドに行った人も日本のカレーライスとまるっきり違うという
ヨーロッパに行った人も同じようなことを言う
学識あるB氏の話では、日本のカレーライスのルーツはぎりぎりイギリスにあると言う
日本でカレーライスが食べられたのは大正時代とも言う
もちろん軍隊か都会の話である
いわゆる庶民の洋食店というのは関東大震災の復興の中で育まれてきたとも言う
軍隊にしかないようなカレーライスが家庭に入ってくるようにもなった訳でもある
エスビー食品が家庭用のカレー粉を売り出したのは昭和の初めである

話を元に戻すが、あとはB氏の論である
しかし、明らかにカレーライスは西洋料理ではない
家庭料理である限り和食だという
日本人が、特に京都のその業界の人たちは家庭料理の区別で「和食」という言葉を使う
和食というのは日本料理であって、家庭料理は日本料理ではない・・と言う
明治以降の料理の進化を一切認めないともいう
日本人は明治以降、西洋料理も中華料理も何もかも大事にしてきた
ラーメンやカレーライスはその結果である
料理は100%が創作なのである
日本人に合う美味しいものだけが進化を繰り返して残ってきたのである
世界中他にないものばかりである
それが、和食でなくてなんだろうかと言う

外食産業のカレーライスは洋食に戻ろうとして揚げ物ばかりをトッピングする
カレーライスはご飯を美味しく食べる・・和食の味なのである
せめてデパートのカレーライスやハヤシライスが懐かしいが、それも今はない
そば屋や大衆食堂のカレーライスも絶滅危惧状態だ
ジャガイモ・タマネギ・ニンジンのカレーライスは家庭でしか食えなくなっている
家庭料理は日本料理ではない、和食ではない、と言いたいのだろうが、それでは和食文化が庶民に響かない
王宮料理でないものは全て家庭料理なのである、というのが学識のない小生の意見である
鯵庵(29.11.5)



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# by ajiankyoto | 2017-11-05 08:36 | 大衆食堂 | Comments(1)

妙心寺/花園界隈

平安京は東西に約4.5キロ、南北に約5.3キロ
平安京の中心朱雀大路は今の千本通りに当たる
概ねJRの山陰線が南北に走っているあたりと思えばいい
平安京は羅城(城壁で囲まれた都)ではないがその街並みは中国の都、洛陽や長安をまねている
右京を長安城と言い左京を洛陽城といった
都の中でも朱雀大路の西の方(右京)は早くから廃れた
ということもあって京の都の代名詞が洛陽に擬され、
京洛・洛中・洛外・上洛などというようになったわけである
今でも〝洛″といえば京都を意味している
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大昔は平安京の西の郊外はむしろ山城文明の地である
平安遷都の前には山背(やましろ)の国の国府のおかれたところでもある
太秦(うずまさ)の名は古代の豪族秦氏の本拠地でもある
聖徳太子の広隆寺(こうりゅうじ)も目と鼻の先である
妙心寺の北は一条通、北の端だった
JR花園駅のあたりが平安京西京極(にしきょうごく)大路、都の西の端だった
この妙心寺あたりが当初の平安京区域の西北の端(コーナー)にあたることが分かる
妙心寺が西の御所と呼ばれた意味が分かる

花園上皇(95代天皇)の院(仙洞御所)を寺に改めたのが臨済宗の妙心寺だからだ
開祖以来禅の修行を重んじる禅風で多くの塔頭(たっちゅう)を抱えているのは誰でも知るところ
本山の中、数十の塔頭寺院で大町内をなして、妙心寺内の道路は通行が自由である
ジョギングする人、自転車で通り抜ける人、車でお参りに来る人
しかし、特にシーズンになると狭い石畳を人の後ろから車が迫ってくる
お寺の中までどこまででもマイカーで行こうとする人は京都には似合わないのだが・・
北門からでも南門からでも西へ都を出れば、隣は太秦(うずまさ)、もう嵯峨(さが)
嵐山も意外と近かったことが分る
まさに花園の地は都の内庭だ
鯵庵(11.4)



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# by ajiankyoto | 2017-11-04 08:50 | 都市 | Comments(0)

年功序列

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シルバーの仕事の雑談で「年功序列」という話になった
商売や職人していた人にとっては実感はないかもしれない
この頃、サラリーマンしかしたことのない人がシルバーに増えている
小生もその一人である
この人たちにとってはシルバーも早いもん順だと言った
そう言うと、私の先輩は、シルバーに歳の差などないと言う
シルバーの年功序列というのは死ぬ順番のことを言っている
「年功序列に異議があるならボケるのは後回しにせよ」と
・・・言っていた
やはり年とってからの仕事は買ってでもせよ?????
鯵庵(29.11.3)

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# by ajiankyoto | 2017-11-03 07:00 | 往生 | Comments(0)

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どちらから攻めても"女性の地位"というのは嫌いな言葉だ
原始というか本来というか女性の地位は高いものだ・・?
女性こそ神の間近に仕えることも出来るし、神と人との媒介を出来るものであった
それは巫女(みこ)に限った話ではなく、主婦というのはそう言うものであった
家の神であった

男の子は「鬼ごっこ」で、女の子の遊びを「ままごと」という
"ままごと"とは"まねごと"であろう
家の神のまねごとである
供物を集めて並べることはあくまでもままごとであるが
それをお盆の行事にすれば「施餓鬼(せがき)」である
それはまた「地蔵盆(じぞうぼん)」の行事のもとでもある、ということである

何が大事かというと、このような遊びごとは齢を加えていくことにある
年長の女子は小さい子の面倒を見ながら一人前になっていくことである
七五三もさることながら、女子には十三参りもある
数え年13歳を原則とすればちょうど小学校を経て中学に入るころになる
女子の元服である、花の色が分かる蕾である

女の子は早熟であるがそれが体だけのことでは罪が深い
13歳が元服なら17歳は成女式である
未婚であっても17歳になれば鉄漿(お歯黒)をした時代や地方もがある
「ママゴト」がこれから「オカサマゴッコ」になる
主婦ごっこなのである
最初はゴッコでいいのだよ
その時を大事にして大人の女になっていくゴッコを続けて欲しい
地位と社会進出は別のものだ
女性が太陽だったという信仰は女性への期待の信仰なのであると思う
小生は素朴な信者である
鯵庵(11.1)

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# by ajiankyoto | 2017-11-01 08:00 | おなご編 | Comments(0)

悪意の始まり⑵


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やっぱり出てきた
新聞によると・・中国産の青ネギを京都産の「九条ネギ」と偽って首都圏で売りさばいた
九条ネギの本場に会社があって、生産農家と契約し九条ネギなどの京都府産のブランド野菜を商っていたという
小生の見分でも東寺(京都市南区界隈)近隣のネギの生産地は少なくなってきている
九条ネギも府内各地及び府外での生産が拡大している

ネギでも「きざみ葱」は、年間を通じて需要が拡大の一途で、
この頃はJA京都でも大きな加工工場を作ったくらいだ
狙いは首都圏らしい
首都圏では京都産の九条ネギは強力なブランド力がある
それはいいのだが、それではネギが足らなくなるのが目に見えている
ましてやネギは季節ものなのである
今回のように輸入ということになれば名だけのブランドとなる
逮捕された会社社長は産地偽装はしていないと言う
きっと他府県産程度ならばれなかったと思っている
拡大産業だから同じような業者が多くいる
今回の逮捕はその警告だろうと思う

ネギはネギなのである
九条ネギは完成された品種である
日本中で苗が手に入り誰でも作れる
それでも産地偽装は生産者の善良な意欲を極端にそぐ
でも、「キザミ」にすれば分からなくなる?
培ったブランド力は商売にも使える
今のネギ屋さんは加工業者であり生産者ではないところに問題がある

九条ネギというイメージは儲けもんだ
ブランドラーメンに工場で生産されたブランドキザミネギ
ブランドに弱い都会の人の顔を思い浮かべながら商売すると
誰でもつい悪意が始まるというものだ
それでもいいという人も世の中に沢山いる
一方、だから"京都ブランド"は嫌いだという人いる
もちろんネギに限った話ではない
鯵庵(29.10.30)



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# by ajiankyoto | 2017-10-30 17:53 | 偽装 | Comments(0)

ゴルフが好きな大阪の友人が飲んで語る
秋は天気がよくて気持ちいい、「赤とんぼ」と一緒にプレイが出来て自然を満喫してきた
そんなこと言うぐらいだからスコアーは悪かったに決まっている
ただ”自然派ゴルファー”を自認してるだけのことはある
ただし、「それは赤とんぼと違うで!」と小生が突っ込んだわけである
それははるか南方で羽化し台風などによって飛んできた「ウスバキトンボ」
ウスバキトンボは進化したトンボで日本でも約1月で羽化する
日本へ来てからも世代を重ねているのだ
そうしながら日本列島をどんどん北上してちょうど秋になれば一番数が増える

赤とんぼイコール「アキアカネ」は秋になれば里に下りてきて田んぼや湿地に産卵する
卵が湿地の土の中で冬を越す、春になって孵化するヤゴは脱皮を繰り返し6月頃に羽化するが、羽化したらすぐに高い山に上って夏を越す
そして秋に交尾して産卵したら冬に死滅する、そんな一生を暮らす
赤とんぼが激減している、という
2000年頃から減りだして今は一時の1000分の1にまでになっている
赤とんぼを見れない地域が増えているのだ
赤とんぼは私たちの祖先が稲作を始める前から日本にいたトンボだけど
稲作とともに生息環境が増えて日本列島に広がっていった
日本は赤とんぼの国だった
しかし、稲作は続いていてもアキアカネが生きていけなくなっている

そもそも播州龍野の”夕焼け小焼けのあかとんぼ・・”(三木露風作詞)もウスバキトンボかもしれないといわれるぐらいなら
ウスバキトンボを赤とんぼといっても差し支えないのではないかと友人の反論である
ごもっともな話ではあるけれど
外国から日本に来た人が見分けがつかないからと言ってどっちでも同じでないかというの?
ウスバキトンボもアキアカネも冬になったら死滅してしまう
ウスバキトンボは南洋の方で暮らしていてまたやってくる
しかし、アキアカネは日本の水田や湿地で卵で暮らしている
日本の水田で子孫を保とうとするものと同じではないかというのは違う
しかも、我々が手を下して激減に追いやっているのである

それ以上のことを知らないのだから、話はそこまでである
もちろん彼と喧嘩した訳ではない
「それらしい景色にウスバキトンボさえおればいいじゃないか言うのは違う」と意見が一致した
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(大阪のカルチャーで話を聞かしていただいた井上先生の本、環境の多様性がトンボにとって自然だと教えられた)

多くの人が殺虫剤だらけのゴルフ場をウスバキトンボが飛び回るのが日本の自然だと感心している
日本の街や里の文化だけでなく、至るところでたった数十年前の自然すら激減しているのを見ないようにしている人が多くなった
鯵庵(28.11.4)

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# by ajiankyoto | 2017-10-30 07:52 | 自然 | Comments(0)

悪意の始まり

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世界的な大会社の社長が「現場には・・悪意がなかった」という
検査書類に、自分の印ではなく正規の検査員の印鑑を押しながら・・である
社長が言ったのである
経営者に問題があることをこの社長は気づいていない

品質に問題はないと言いたいのだろう
会社が考える「品質」と消費者の求める「品質」とは違うことを白状した
「検査」が「品質」だとすら理解していない
様々な偽装事件が暴露される
多くの場合、品質や味に個別の問題がないという

昔、但馬牛を佐賀牛だと偽って、「佐賀牛で何が悪い」と言った人もいる
佐賀牛でも"遜色"ないと、品質論で言い訳した
偽装に悪意がないと言いたかったのだろう
今度は佐賀牛が「佐賀牛でも遜色ない」というのは何事かと怒った
客の食い残しを別の客に出していることもばれて店を閉めた
いつまでたっても同じ話である
会社の方の理屈である

有名になったり、大きな会社だったりすると、それだけで弱点があるのだ
社長や部長が何をしなければならないかを理解していない人が多い
会社でもそういう人の方が出世の機会が多いからだ
消費者我々は日本の工業製品の高品質に慣れている
そのことを知ったうえで品質に手を抜く
それが悪意でなくてなんだろうか

そもそも悪意がなかったと言い訳することが
善意も良心もなかったと言ってるに過ぎない
まだ、そのことに気づかない
鯵庵(10.28)

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# by ajiankyoto | 2017-10-28 09:26 | 偽装 | Comments(0)

(尊勝院/粟田口界隈に続く)
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元三大師と言うのは慈恵大師(じえだいし)とも言われる
18代の天台座主良源(りょうげん)、天台宗中興の祖とも言われる
ここは元三大師をお祀りしているお堂でもある
応仁の乱の後秀吉によって再建されたとある
徳川期は住職が多賀大社の別当を務めるなど
青蓮院門跡の有力な塔頭であった

が、ここで述べたいのは平安時代の良源のことである
僧兵を多く抱えた比叡山であったが、
良源(985没)や源信(1017没)は天台本覚思想と言う教義を体系化していく
これは平たく言うと信仰中心主義であった
その後200年やがて、法然(1212没)や親鸞(1263没)、道元(1253没)、日蓮(1282没)などの僧はこの思想を超えて鎌倉時代の新しい教義を開いていく

その根元にあるのが、良源である
良源は観音の化身とも言われたりする
角大師(つのだいし)はこの良源の姿厄除けの護符である
近江の坂本や大原や京都市中の民家に見られる
この項、その護符の謂れの一端である
鯵庵(10.26)




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# by ajiankyoto | 2017-10-26 09:27 | 往生 | Comments(0)

検事とその妹

誰がそんなこと言ってるのか知らない
民主党が政権を担っていた時に言われた
民主党の最大の弱点は高学歴だということだ
それ以外のものを排除する精神構造しかもっていない
寄り合い所帯だから上手く行かないのではない
学歴偏重で何もかもうまくいかないのだ
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それはさておき、我が国で司法試験に合格するということは古き中国のあの公務員試験科挙と同じことなのだ
合格さえすれば支配階級になれる
今の日本にも司法試験合格者だけの言葉と世界があるのである
弁護士が政治家になって政治家を辞めても弁護士になる
政治が出来るのは司法試験合格者でなければならないと思ってる人たちの集団がいる

鯵庵は勝手に今、愛唱歌「検事とその妹」の歌を思いだしている
♫泣くな妹よ妹よ泣くな・・
♫泣けば幼い二人して故郷を捨てた甲斐がない・・
歯を食いしばってせめて兄だけでも世に出ていってほしい
でも、あれから数十年、その人たちの成れの果てを見ているようで寂しい

同じ司法試験合格でも、検事をしていた方が政治家に向いているらしい?
国家試験を通った弁護士が悪徳弁護士で金儲けする構造もおかしい
法律は自分たちのためにあると思って勉強してきた人ばかりでは困る
改めて、正しく生きる人のために仕事してもらうためには・・更新試験も必要?・・・弁護士がこの国を食ってしまう
鯵庵(9.26)



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# by ajiankyoto | 2017-10-26 09:13 | 翁草 | Comments(0)

尊勝院/粟田口界隈

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粟田口(あわたぐち)と言うのは、秀吉の京の七口の一つ
三条口とも言う
東海道や中山道へ繋がる街道の口である
秀吉の時代には三条大橋の西側、今の河原町三条の交差点に近いと言われている
その後は東海道の上りとして都への入り口としての役割を果たす
蹴上(けあげ)から西へ三条大橋の方へ進むと粟田(あわた)神社がある

通りから南へ参道がある
しばらく進むと旧東海道に出る
粟田神社の参道に少し西へずれて並行してあるのが、京都一周トレイルの東山コースである
このまま登っていくと将軍塚に至る筈だが、その途中にあるのが尊勝院(そんしょういん)である
そこまで登ると、ここから京都の北山方面が望まれる
真下が粟田神社だけど、直に行けない
隣が青蓮院だけどこれも直に行けない

実はこのお寺、隣接する青蓮院(しょうれんいん)に属す、住職は青蓮院門跡とある
青面金剛(しょうめんこんごう)を祀る京都の三庚申(さんこうしん)の一つと言うことで時に見学させていただくわけである
地図では上手く見つけられない、観光から外れてしまうとこれほどのものかと思う
本当に60歳以上にはしんどい、その静すぎる尊勝院
元三大師(がんざんだいし)良源のお堂である
近江坂本の西教寺の時にも名が出てきたあの元三大師のことである

この項続く
鯵庵(10.22)



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# by ajiankyoto | 2017-10-25 09:45 | 往生 | Comments(0)