乙女には水無月

b0355451_11283497.jpg

京都では6月に入った途端、町内の和菓子屋でも「水無月」「みな月」を売りだす
水無月は水の月、旧暦の6月のことを言う
旧暦だったらたしかに夏の気でむんむんするときである
水無月(みなづき)とは外郎(ういろう)に小豆のせ、三角形が特徴の菓子である
白いういろう(外郎)部分は氷に見立てたものと言う
宮中では氷、庶人は水無月の菓子と言うところである
涼しさを楽しむだけでなく「夏越の祓い(なごしのはらい)」の神事に関わっている

実は京都人は自分のところで作ることが出来た
格好のいいものでなかったかもしれないけれど、食い応えのあるおやつだった
あのボリュームには意味があったのだろうね
魔除けだとしたら意味が分かる
やっぱりこれもクックパッドにもちゃんと載っています
上手に出来るかどうかは別にして、

季節のことが出来るお母さんはきっといいお母さんなんでしょうね
日本の少年・少女にはお好みの味だと思う
お母さんの水無月で育った乙女はいいお母さんになれるはずです
写真はみなづき
鯵庵(29.6.10改)

[PR]
by ajiankyoto | 2017-06-10 07:00 | ご利益 | Comments(4)

b0355451_07593942.jpg
今年も沢山のそら豆を収穫できた
小生ではない、小生が何も手伝わない家内の菜園のことだ
スナップエンドウ・エンドウと続いてそら豆だ
いつもゆがいてビールのあてに食ってるばかりでは面白くないので、そら豆スープを注文した
我が家の定番メニューにないので例によってクックパッドからレシピを引っ張ってきた
そら豆のスープ、ベースはこれも採れたばかりのタマネギのバターいためである・・・この季節にこれは旨い
少し変えれば離乳食にも病人食にもなる
自分が美味しいと思わないのを子供に食わしてはいけない
ただし、ゆがいたそら豆をビールも飲まない孫娘に食えと言うのもおかしいだろう
そら豆スープなら爺さんにも合わせられるし孫娘にも合わせられる
美味しけば母親も勉強する気になるかもしれない
クックパッドを覗くと、そら豆スープだけで100件も載っている
創意・工夫型の女性(?)が沢山いるのに驚かされる、しかも、知性的である
このブログで「料理のレシピに企業秘密はない」と言うこともあながち間違いではない
まさに、そこからスタートなのだ
料理のほとんどが創作なのだから
創作料理なんて看板はたいてい嘘である、プロは創作を売りにしない
並ばされて高い金払ろてベンチャラまで言わんでも、あなたの奥さんが創意工夫の料理長
ただし、その気になってくれればだけど
味覚は仏の与えてくれたもの、料理は修行にもなる
無眼耳鼻舌身意(むーげんにーびーぜっしんにー)・・、舌は味を捕えて心へ運ぶ・・
一人者のあなたでもできる・・六根清浄、ボケ防止にもいいと思うよ
写真は自家製のそら豆、出来がまばらです
鯵庵(29.6.6改)


[PR]
by ajiankyoto | 2017-06-06 19:56 | 野菜主義 | Comments(0)

ミカンとキンカンの皮

b0355451_09290635.jpg
ミカンを食って皮が残る
その皮を干しているのを見る人も多い
お風呂に入れるという人もいるだろう
昔はこうして入浴剤を作っていた
有用である
「おばあちゃんの知恵袋」と済ましてはいけない

漢方では、ミカンの皮を干したもの、これを陳皮(ちんぴ)という
ミカンの皮には、ポリフェノールの一種、「ヘスペリジン」や「ルチン」が含まれている
ミカンの皮、そのものをジャムにしたりというのもありである
が、若干そのまま食うのは不都合が多い
そこで、この成分を直に吸収できるのが、皮ごと生食することの出来るキンカンなのだ

キンカンは今が旬、梅の花の時期はキンカンが実る時期でもある
一般に出回るキンカンはニンポウキンカン(寧波金柑)という種類である
キンカンは中国原産であるが、日本へ入って来たのは意外と新しく江戸時代文政年間(1826)のことらしい
今は宮崎、鹿児島が主な産地である
特長は、皮に渋みが少なく生でも皮ごと食えることである
のどによいというのは知られるところだが・・
「ペスペリジン」というのは、ビタミンPとも言われる
主に、毛細血管の強化作用が認めれれている
血流改善、中性脂肪の低下、コレステロール値の改善、抗アレルギー作用・・・・云々の効用
メタボ系には懐かしい単語が続く

クックパッドにもキンカンの利用法はたくさん載っている
沢山手に入れば、色々工夫するのがいいが
生食向きの熟した大粒キンカンはやはり生で味あうのが一番いい
皮を食う果物である
小生(メタボ系)は生で食っている
何故か俳句ではキンカンが秋でミカンが冬の季語になっている
鯵庵(3.10)

[PR]
by ajiankyoto | 2017-03-10 09:34 | Comments(0)


b0355451_09083407.jpg
日本のカレーライスが美味しくなくなった
この頃は全国共通で〇〇屋が幅を利かしている
しゃぶしゃぶカレーで、まずい・・うすい・・味がない、そんな言葉が次々に浮かんでくる
冷凍のカツやメンチを揚げてるだけである
数十年前店を起こした経営者も何でこんなに大きくなったのか分からないと言う
食い物屋とはそんなもんだから、それはいいのだが、おかげで美味しいところが激減した

喫茶店のカレーライスも美味しかった(とこがある)
そば屋のカレーライスも美味しかった(とこがある)
大衆食堂のカレーライスも美味しかった(ところがある)
牛肉屋のカレーライスもあった
カツが美味しい店のカツカレーは美味しかった
昔のデパートの食堂も美味しかった、ハヤシも美味しいものだ

友人はらっきょを食いたくなったらカレーライスを食いたくなるという
しかし、トッピングばかりでらっきょも真っ赤な福神漬けもない
トッピングにしゃぶカレーをかけたらドンブリだ
そうか、だから牛丼屋でカレーライスがあるのか良く分かったと一人うなづく
例えば洋食屋と言ってる店の洋食と言うのは実は和食なのである
ご飯に合うということが和食の条件だ
だからカレーライスは和食であってほしい、ご飯を美味しく食うための料理である

やはりカレーライスは家で食うものだ
美味しいカレーライスが作れたら、それだけで料理の腕は自慢できる
ジャガイモがそのまま入っていても、人参が大きくてもいいではないか
肉だって所詮ダシである、ルーを入れる前の緊張感は愛情深い人の特技である
小生らの小学校家庭科実習では女子と一緒にカレーライスを作った
何故かグリーンピースを買うのが小生の役だった
何でエンドウ豆と言わないのだろうか
買い物係の小生、グリーンピースがどこに売ってるのか分からなかった
今でも子供にはグリーンピースを入れてやるみたいだ
子供や孫と一緒に美味しいカレーライスが家で食べられるのが家族だと思ってください
そうですよ、お母さん
写真はドングリ
鯵庵(28.10.19)




[PR]
by ajiankyoto | 2016-10-19 08:26 | 家族 | Comments(3)

5月の下旬はサンショウの収穫時期である
サンショウはミカン科サンショウ属、雄株と雌株とある
若葉は木の芽と言う
作り手にはトゲのない朝倉山椒が好まれる
雌株のみに実がなる、若い実は佃煮やちりめんサンショウとして利用する
青い小さな実1年分を数日のうちに収穫しなければならない
また、採ってもおいておくと色が変わって風味が落ちる
採るのもスピード、掃除もスピード、爪にはかなりの重労働である
サンショウは忙しい食材だ、冷凍しておくコツを心得た人こそ料理人だとも言える
だが、せっかく生のサンショウの実があれば山椒味噌もお勧めだ
サンショウの実70g、ミキサーですりつぶす
みそ500g、砂糖350gとサンショウを鍋に入れ練る、それから弱火で適当に混ぜながら
出来上がりは冷まして保存瓶で保存
使い道は勝手に、自分の生活に合わせて
適当なレシピですみませんが、これ以上詳しく書くとCOOKPADになってしまう
家内に言わせると、これでわからない人はどうせ作れないとのこと
もともと料理には企業秘密はない、盗めないのだから
だから、プロでも盗むには10年も修行しなければならないことになる
話はそれるが、自分の暮らしに合わせてのみ身につくのが料理らしい
卵焼きとカレーライスがしか出来ないのと、卵焼きとカレーライスが得意なのとは雲泥の差なのだ、そんなところにいわゆる家庭の味の味噌があり得るかもしれない
京都で″おふくろの味”とか”おばんざい”などを看板にするのはおそらく卵焼きとカレーライスしか出来ないという部類だろう・・
閑話休題(それはさておき)
ミキサーですりつぶすと書いた、ミキサーはすり鉢の代用品である
すり鉢を使えばいっそう風味が増すことだろう
もっと言うと、プロの使うすりこ木はサンショウの木である
サンショウのすりこ木では実じゃなく身をつぶしそうだ
それでなくともすり鉢で”実を粉のようにする”のはキツイ
都会育ちの美人奥様ではケツを割ること必至である
写真は山椒、掃除する前、これだけ掃除すると親指の爪が痛い
鯵庵(5.25)

b0355451_19502241.jpg


[PR]
by ajiankyoto | 2016-05-25 07:25 | 野菜主義 | Comments(2)