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少し前のこと・・”老後の暮らし方に結婚がある”と言ってある女性作家が結婚した
"60代になると老後しかない"と言ってるようではあるが、逆にまだ"現役"だと言ってるようでもある
ただし、この場合の老後とは明確に定義されたものではなく、"やがて来る"と言う意味に近い

誰でも老いる限り老いて後の老後は必ずやってくるわけである
老後は多様である
それよりも貧富の差の方が気になる
人によっては若い時のままであり
人によっては転落している
他人から見ればシルバー一色に見えるかもしれないが、赤や黄や青や黒も、多色である

60代になって初婚だとすれば最初から枯れるわけにはいかない
ゆったりとした老後を得るためには老後への蓄えの一つとして結婚もある
老後という言葉を使える人はそれだけでも仕合せである
老いるということを語れるということである

老人化の過程を一つの人生と考えることが出来ているということだろう
老後が人生の暇つぶしだったり時間つぶしだったら人生が不甲斐ないことになってしまう
と、思いませんか

補注:写真は傅大師、善慧大士とも言う。中国南北朝時代の在俗仏教者。転輪蔵を創始したと言われる。嵯峨釈迦堂にて
鯵庵(31.4.20)

# by ajiankyoto | 2019-04-20 17:15 | 往生 | Comments(0)

ツバメは日本から来る

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京都の今年の満開日は4月6日で結局平年並みである
遅咲きの品種がこれからである
花は毎年のこと、そう騒ぐほどのことではない
京都気象台がツバメの初見を発表している、3月15日だった
今年は平年よりやけに(11日)早かった
南の方から上がってくるのだから、当然だけど・・ツバメ前線というのもあるのだ

素人がちらっと調べてみるとツバメ前線はソメイヨシノの満開に前後してやってくることが分かる
桜が咲いて、田んぼを始める、そのタイミングなのだ
移動する動物はひょっとすると地球規模の温暖化の影響を受けているのかもしれない
ツバメはオスが数日早くやってくるということだ、その後家族になる一団がやってくる
その間にやっと人の目に触れる、今年もほぼ今頃の筈だ

ツバメはオンとメンの遺伝子を受け継いでいる、個性的でもあるが一羽ごとの命なのだ
それゆえか、日本に来るツバメはびっくりするほど減ってきている
日本で暮らす子育ての頃が一番危険だ
イタチや蛇やカラスに狙われ続けている
ツバメは戦うことを放棄した鳥なのだ
だから人の近くでしか生きていけない
廃屋の村でもサクラは咲くしカラスはいるが、実はツバメはいない
過疎こそはツバメの天敵なのだ
ツバメは生まれたところに帰ってくる
一番の原因はそこにあるのだ

都市のツバメは開けっ放しの駅や24時間営業のスーパーなどによってくる
だが、駅員や警備員は今年は巣を作らせまいと躍起だ
それでなくとも市民の目に届かなくなった
ツバメ減少の話題すらここ十年聞かれなくなった
街中ではツバメが暮らせるところが極端に少なくなっている

日本で子供を育てるツバメは日本の鳥だ
ツバメは南から来るのでなく、日本から来るのだ
我らもむかし田舎から出てきた
人のいない廃屋ではツバメも暮らせないのだ
後を追ってきたツバメぐらいは最後まで守ってやりたいものだ
本当にツバメのいない都市でいいのだろうか
鯵庵(31.4.13)

# by ajiankyoto | 2019-04-13 17:15 | 都市 | Comments(0)

草餅の頃(平成31年)


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どんこ氏からの草餅と便りが届いた
田舎暮らしもこの時期は忙しいという
田舎では、桃の節句を月遅れで祝う
月遅れだと4月の3日になる
因みに旧暦だと今年は4月の7日になる
4月の8日は花まつりでお寺の行事もある
入学式もあるし、学校も始まった
花まつりも学校も新暦である

農業は太陽暦(新暦)で行動をするので、サクラが目安だ
しかもこのあたりは開花予想の埒外である
おかげで桃とサクラが一緒に咲く
行事は月遅れ、旧暦、新暦織り交ぜである
二十四節気では晴明(4月4日)の気候である
ヨモギもツクシも摘むのに丁度いい
ということで、桃の節句は「草餅の節句」とも言われるぐらい草餅がつきものである

草餅は昔はハハコグサだったとあるが、今はほぼヨモギである
ヨモギは薬草の山伊吹山で有名である
漢方の生薬であるし、もぐさの材料でもあるということで、色だけでなく、邪気を払うために餅にも入れた
草餅もいろんな食べ方がある
子供にあんころ餅、大人は焼いてお湯につけてきな粉をまぶして食うというのもあった
どんこ氏の奥さんは今でもちゃんと餡を炊ける

街中にある丹波屋でもいつでも草餅も売っている、結構うまい
京都桂橋のたもとの有名和菓子屋のよもぎあんころは、やわらかいよもぎ餅を粒餡で包んでいる
こうすると高級和菓子になるから不思議だ
高級感が一杯になると餅をついたことのない世代がいつも行列している
それはそれでいい・・自然のものと一緒に暮らすのは鄙(ひな)の心である
ヨモギを摘んで、臼で餅を搗くこと自体が邪気を払うのである

都市では何でも得られる、食生活が豊かになってきたのはいいとしても、食い物に祈りを託すことは出来なくなってきた
新学年の始まる子供に節句のよもぎ餅を食わしてやろうという気持ちは我々の世代が壊してしまったのかもしれない
子供にも大人にも一番おいしいのは愛と祈りをつき込んだ餅に限る・・筈だ
桃の花の咲くころが草餅の一番おいしい時期だ・・
鯵庵(31.4.12)

# by ajiankyoto | 2019-04-12 08:46 | 家族 | Comments(0)

灰色のハート(後)

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灰色のハート(前)または灰色のハート(中)から続く

人を好きになることこそ人たる美徳であると思う
本来のハートは血の色である
その中で男であったり女であったりするのだから・・
また、その中で人はどうやって生きていけばいいのかを迷うことが倫理である
人の悩みの底は複雑である
だから、人生相談は仮定でなければならない

回答者は迷いに対して諦めの助言は出来ない
そのくせ相談者は自分の答えを先に持っている
しかも答えが載せられない相談はそもそも採用されない
男女の現実はまた違うところにある
せいぜい自分で苦しめばいいことだろうけど、
実生活の方が仮の姿だったりもする
仮定の相談で世を欺いて生きていくのは苦しいことだろう
真っ赤な血が流れるハートばかりではない

人は引っ張ったってついてこない
せいぜい後ろから押してやることである
ただ、世の中親切な回答者ばかりではない
後ろから押してはやるが、受け方をまち間違えれば下手をすれば堀に落ちる
昔、何か相談すれば「あんさん、別れなはれ」というのがあった
今の世でも・・相談の9割はその答えが一番親切だともいえる
そうでないと相談になど来ない健気(けなげ)に生きている人が割を食うというものだ
きっと、答えはそっちの方に多くあるのだろう・・な

野生のサクラが好きだという人が増えてきた
鯵庵(31.4.11)




# by ajiankyoto | 2019-04-11 17:23 | 家族 | Comments(0)

灰色のハート(中)

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(前編に続く)
逆に人間は40代・50代と年令とともに満たされないものがどんどん膨らんでいくものだ
それを言えば人生相談ばかりになる
そんな中でこの腐れ縁を切ることは"嫌程嫌い"になることしかないのである
好きであることと嫌いでないということはまるっきり違うのだ
嫌いでないだけにずるずる関係を持ち、嫌いでないだけにずるずる結婚し、
嫌いでないだけでずるずる子供を育てている
そういう男女が欲求のある若い時に知り合えば、必然的にずるずるとなる
ずるずるというのは自分だけが可愛い性癖なのだ
それはセックスの上での性癖でもある

言い換えれば、自分を大事にしてくれる人や夫や子供たちを本当に愛することの出来ない性癖なのである
だから、少々失敗してもその性癖が戻るものでもない
その点この男女に関しては浮気症とは別のものといった方がいい
切りたくなった特に切れないのが腐れ縁で、いつまでも切れなければそれは悪縁になる
しかも今回の罪は人を欺むく悪意がある
もはや神頼みであるが、縁を結んだ神のところへ行かなければならないくらいだ

男性の浮気は95%がバレて、女性は5%しかバレないという統計?がある
これは明らかに浮気を誘う男性側の意図が含まれている
別の統計?もある
男性の95%は女性の浮気を許す、女性が男性の浮気を許すのは5%だという
この数字には浮気を知って黙っている数字が多く入っている
実は女性の浮気のほとんどもバレているのである
女性がそれに気づけば浮気が減る可能性があるがそれは言わない方がいいのだろうね

この項続く
鯵庵(31.4.10)




# by ajiankyoto | 2019-04-10 08:49 | 家族 | Comments(0)

灰色のハート(前)

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道を外れた時その道へもう一度帰って来れる力がないと、教えられない
と言われた
これ、パソコンの操作の話である

元へ戻すと言ったって、闇雲に逆走したらかえって具合悪くなる
これは、人生相談である
新聞に載っているような人生相談というものはほぼ仮定の話である
現実の話だとしても、本音の半分は隠されている
おかげで「不倫」という言葉も安易になった

今回の話はこうである
・・・妻子ある男性とずるずる関係を持っているうちに自分も結婚することになった
ずるずるの相手と別れ話をしてしばらくは・・・
子供もできて幸せなのだがやはり元に戻ってしまった
互いに家族を持ちながらあれからもう10年も続いている
不倫をやめたい気持ちがあるのに自分ではどうしたらいいのか分からない

どうしたらいいかって言われても、おそらく別れられないだろう
この道はバレなければいいのだから・・むしろ今までの成功体験が後押しする
回答者は「30代よりも40代は年令も加わって心も成熟していくのだから、その中で満たされない心を埋めていくすべというものを見つけなさい・・」
というのだが・・
(この項続く)
鯵庵(31.4.10)

# by ajiankyoto | 2019-04-10 08:30 | 家族 | Comments(0)

仕合せになりたい(後)


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人生相談がやってくれる
この前は"自分らしく生きてるのに幸せになれない・・"だった
そっけない答えをするものだから
今度は"自分らしく生きるにはどうしたらいいのでしょうか・・"ときた
30代も半ばになってデザイナーを目指しているようだが成功しない
このまま夢を追ってデザイナーの道を進むか
自分らしくいきていく夢を捨てて・・結婚して子育てもしてみたい
というのが悩みである

両方の夢をかなえている人がたくさんいますよ、と激励の答えは一応は言わなければならない
されど、結婚というのは予定通り行くとは限りませんよ・・と
そこまでは、人生相談の回答らしいけど・・
相談者は結婚・子育てが誰にでも出来ているように思ってるらしく
せめて、こちらの方こそ難しいですよと言ってやらねばならない

夢なんて誰にでもあるのです
せめて、自分らしい夢にしたらいいのですが
夢であるということは一つの夢でも大変なのに・・
両方の夢をかなえられる人は計算の外です
どっちもつかず・・!?
と言ってやらなければならないのとちゃう
それと、やはり気づくのが遅かったのかも・・
鯵庵(31.4.9)

# by ajiankyoto | 2019-04-08 08:30 | 家族 | Comments(0)

仕合せになりたい(前)

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"自分らしく生きようとしているのに幸せになれないのはどうしてでしょうか"
こんな相談が載っていた
"自分らしく生きていられたら幸せじゃないですか"
こうやって、また嘘を教える人がいる
その通りでもあるが、こんな質問をする彼女に理解できる筈がない
自分らしくと言ったって、ファッションのことを言ってるのかもしれないし・・
ひょっとしたら、つけまつ毛のことかもしれないし・・
自分らしさとは自分のために生きることでもないのだよ

そもそも自分らしく生きるという川と幸せになる川とは違う川である
いくら下って行っても違う海に出てしまう
大人になって子供の幸せは求めても得られない
そのくせ子供の幸せが一杯あっても不幸という

分からなければ、自分らしくという幻想を止めることなんだ
優しい言葉でいいから・・特に大事な人には・・自分らしく生きようとするから幸せになれない
と教えてあげるというのが大人の親切というものである
鯵庵(31.4.7)

# by ajiankyoto | 2019-04-07 07:37 | 家族 | Comments(0)

愛を手に入れる方法

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愛を手に入れる方法はない?
キレイになることだと思う
キレイになる方法が間違っていると愛を手に入れることはできない
幸せなのか不幸なのか、思い方次第だがやはり不幸は不幸である
キレイにも幸せにも循環というものがある
循環に乗らなければいつまでも幸運や愛を手に入れられないのだ
愛は売っていないがキレイになる方法は売っているのだ
それを宝石だとか化粧だとかと思うと、本物が手に入らないのだ

親からの愛で子供時代を過ごしてきた
青年期になって急に男として女として値踏みされる世界に放り込まれる
愛を得るために何が大事なのかを学習していないのだ
愛は売っていない、そのことに戸惑うのである

キレイになる方法はいろいろあるが
男は自分を洗うことだ
女は自分を磨くことだ
いずれも少し時間がかかる
年をとるとともにキレイになることが出来たとしたら
必ず愛を与えることが出来る

いい人と付き合いたまえ
上手くすれば愛を得ることもある
愛とはそれほどのものだ
急ぐことはないが
方向は間違ってはいけない
貴女にはその資格はある
鯵庵(31.4.6)

# by ajiankyoto | 2019-04-06 09:38 | 家族 | Comments(0)

サクラ前線?

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花冷えの京都である
花冷えの夜は群青の空でもある
しかし、それゆえにサクラの花は冴える
冴えるという言葉はキレイだった
ソメイヨシノの後継のサクラが今取りざたされていて
早く咲くとか・・花が艶やかであるとか・・が大事である
今までどおりソメイヨシノでいいのではないかという人も多いが
サクラは本来交配が盛んな植物であるがソメイヨシノは辛いことはクローンである
それゆえに寿命が短い、60年とも70年とも言われるが
そう思えば戦後日本の復興期に植えられたサクラが寿命が来ていることになる
それだけではないクローンゆえの品種の寿命も来ているのだという
ひとつの品種が栄えて滅ぶまでの時間軸が短くなっているのかもしれない

ソメイヨシノは昭和・平成に似合う花だった
数十年前の満開は今の満開の比ではなく盛んだった
夜にサクラを見なければならない必然性はなかった
けれど・・新しい世代は新しい花に
サクラはサクラでも・・いいけど多様な花に戻るべきである
ソメイヨシノの開花宣言はもう終わるべきである
サクラ前線はソメイヨシノの老化前線なのだ
ひょっとしたら生臭さの温暖化前線かもしれない
東京が真っ先に咲くのではサクラ前線にならない
静かに自分の花を見る時代に来ていると思う
何かにつけてこの頃のはしゃぎぶりをテレビで見ているとそう思えてくる
サクラとの付き合いに落ち着きがないのだ

番組作っている人は気づいてないかもしれないけどテレビ報道も臭みが増してきている
小生も昔ここで「サクラ前線」という記事を書いた
大阪から東京に移動したり、その逆だったりする・・車窓にサクラ前線が見えるという感慨だ
そんなこと書くこと自体が"臭"くなってきた
ブログ時代も円熟してきて下手なことを自慢気に書くと臭みだけが残る
小生もまたなかなかその臭みが抜けない

京都のサクラもどこか落ち着かない
鯵庵(31.4.3)




# by ajiankyoto | 2019-04-03 07:16 | | Comments(0)