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ジャガイモの花は売っていない

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田舎でジャガイモの花が咲いている、
3月頃種芋を植え付けて6月の始めごろ花が咲きだす
ジャガイモはナス目ナス科ナス属、そういえばナスの花に似ている
このあとしばらくすると青いミニトマトみたいな実をつけるらしい
残念ながら花が終わって1~2週間で収穫、掘りあげられてしまう

まさかジャガイモが実でなっていると思う人はいないと思う
地下茎のジャガイモを大きくするために花を摘んだ方がいい?
という家庭菜園型教訓風評に出くわす
答えは花を咲かせても芋の出来に影響するほどのことはないということだ
野菜としてのジャガイモの全ての遺伝子はイモによって引き継がれている
挿し木と同じクローンである
ジャガイモも食うだけの人には花の話はどうでもいい

一方でジャガイモの品種改良は花を咲かせて実をならせ種で行う
その結果現在の品種と花色が豊富になった
今、田舎を歩くとそういう楽しみがある
花は、アンデス山脈から何千年も続いてきた営みとも思える
ジャガイモを主食とする国もある
ただただの消費暮らしをしていると気付かない
ジャガイモの花は小さくも、美しい
、それも嬉しい発見である

だからと言って、好きな彼女をジャガイモの花に例えてはいけない
〝何が言いたいの″と、詰め寄られること必至である
ジャガイモに土がついてることを知らない人もいるぐらいだし
ましてやジャガイモの花は花屋にも売っていない
売ってなければ本当に何にも知らないんだから・・
写真はジャガイモの花(品種は聞いていない)
鯵庵(1.6.12)


Commented by coppoumon at 2019-06-18 12:17
内地に引き揚げてきた婦人と子どもたちの奮闘記が、何かに連載されて、子供の頃に読みました。
読めたのは漢字にルビが振ってあったからです。
1960年以前でしょう。
たしか、未亡人のはずです。
彼女のあだ名は、馬鈴薯の花。

そんなことを思い出しました。

by ajiankyoto | 2019-06-12 18:00 | 野菜主義 | Comments(1)