2017年 07月 04日
織姫はいつ出たらいいのでしょうか
天文や星座に詳しい人なら、こと座の中で最も明るいのが織女星ベガである、と言うだろう
牽牛星のわし座のアルタイルと白鳥座のデネブ、ともに明るい星で「夏の大三角」と言う
この頃は小学校の教科書にも載っているらしいので覚えのため記した
が、明治の太陽暦採用に以来お盆の行事が7月15日の”月遅れ”8月15日に定着したために、新暦(太陽暦)の7月7日では間が空きすぎて関連性を言うことが出来なくなった
七夕の神事は7月6日の夜から行われる
天頂の星が一番きれいなのは7日の夜中1時ごろである
天の川を挟んで伝説の世界へ導いてくれる
ただし、7月は梅雨の時期でもあるし、晴れても星座は地平線から低く見えにくいのだ
8月に入れば梅雨も明けて、かつ高くよく見えるようになってくる
その意味では旧暦で、星を見るなら・そういう訳であるが
それが今更そうもいかんと言う
5月に閏月が入ったこともある
今年は何と8月29日で世間のお盆の行事も・夏休みも終わってしまう頃となる
星の勉強にはいいタイミングながら・・もはや月が出番を待っている
イベントとして季節感に合わないという商売などがある
有名な仙台の七夕は月遅れ8月7日に定着している
立秋である、しかも、満月の日に重なることも覚悟の上である
織姫もどちらにしても座り心地がよくないと言っている
俳句の季節感では七夕は秋の季語となっている
出囃子は鳴っているが・・いつ出たらいいのでしょうかと聞いている
梅雨の合間だったり、立秋の前だったり後だったり・・(幽霊ではないが)・・せめて夏なのか秋なのか?
写真は北野天満宮にて(日・月・星の神様である北野の七夕祭は8月上旬に行われる)
鯵庵(29.7.4改)
北海道の七夕は、一部を除いて8月7日なので、ここに伺って新鮮でした。物知りでらして、すばらしいです。
病気のこと、ありがとうございます。正直、辛いと書いているのに、どうして「イイネ」なんだという気持ちもあります。もちろんわかっています。「読んだよ」と言う意味だって。
息子が京都にいます。劇団をやっています。もう少し早く気付いたら、観に行ってとお願いできたのに、残念。