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人こそ花なのだけど

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このシーズンは京都を離れるのが一番だ
一日観光客になるのもいいが、ただ人の少ないところがいい
それでは自分の町内の公園で過ごすのと変わりがない
そう言う訳にはいかんというのを行楽と言う
この時期老いも若きも一億総行楽である
特に天気がいいとなおさらである
そんな時は京都を離れるチャンスである

外国語は嫌だね、でもまだ意味が分からないだけましともいえる
こんなけ顔が似てるのに言葉は音楽以上に分からない、しかも不協和音だ
だけど日本の言葉も嫌だね、知ったかぶった旅行者はもっと嫌だね
京都の歴史って中学校で習ったわ・・??
ワビとサビと新撰組やろ・・??
世界遺産だけ回るわ、ええ?宇治にも大津にもあるの?大津いうたら滋賀県ちゃうの!
明けても暮れても観光地の値踏みばかり
そんな旅行者の会話が聞こえないところへ、京都を離れるのが一番である
こんなのが耳に障るというのかな
こんな時こそ学びたいね、知りたいね、人に会いたいね

実は人こそ花なのである、ただ、花にも色々ある
小生も本当は花より人が好きなのである
春の花には浮かれてしまうことがあるのに
晩秋の紅葉には沈むこともある
眼耳鼻舌身意(げんにびぜつしんい)である
六根清浄(ろっこんしょうじょう)
紅葉のこの時期・・
眼も喜び、舌も喜ぶが、なぜか耳だけが喜ばない
写真は里の晩秋、カラスウリ
鯵庵(11.28)




by ajiankyoto | 2016-11-28 07:05 | 京都の水 | Comments(0)