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雨月陶齋(うげつとうさい)氏、法然院に来る

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京都鹿ケ谷(ししがたに)の法然院の墓地は手入れが行き届いていつも感心する
そのことは別に書いた
落葉のこの時期、に法然院の書庫蔵を借りて作品展をしていた
それが雨月陶齋(うげつとうさい)氏だ
今は武蔵村山市で陶芸工房を持っている
時々京都まで来てここ法然院でもお世話になっているという
小生も”焼き物見る好き”であるのでいつも遠慮なくふらっと入る
野の草花や果実を色絵で丁寧に仕上げたものが多かった

陶齋さんが声をかけてくれて、お気にいったのを一つ持って帰ってくれ、と言うので
小生迷った末、花入れを一つ選んだ(もちろん買ってくれと言う意味である)
一番小さなもの(値段も)であった
分かり易く言うと、信楽の土で備前のように焼いたと言う
炭化焼締め(これは説明されてもわからなかった?)で灰がちょっとかかって溶けたような風合いである
花入れだから花を入れてもいいが・・
花入れって言いますけど、花を入れるのではなく水を入れるのだよね・・???
小生生意気ながら、花入れだけど水を入れない使い方がいいのではないかと・・

実は陶齋さん、法然院の檀家さんの一人らしい
京都へ来てここで墓参りもしたいと脇に花を用意されていた
60歳前後と察したが、髭の似合う端正な面筋の紳士である
芸術家のいで立ちで少し難しそうな気がしたが、(ひょっとしたら商売だけの時は)話好きなところがあって笑顔が人懐っこい
結局、不思議な人だということで紹介させてもらうことにした

小生は勝手に実用にこだわっている、「陶器は器」である、と小生は思う
入れるものがあるというのが器である、明確な目的がそこにある
ただ、実用だけではないものがある
現に・・
この小さな花いれに液体を入れるか、固体を入れるか、気体を入れるか・・
何でもいいのである
これは焼き物を作った人を一瞬超えられる使用者の論理だ
しかし、いい使い方を考えてください、出来たら・・得意の写真にして送ってください、という話になった
どうでも好きなように使ってみてくださいと小さな器と陶齋さんが一緒になって小生にプレッシャーをかける
その上、ええ写真にせよと言う
自分で言って自分で困っている
いや、それでも何度かは試みるつもりだ
写真を分かる人にはわかってもらえるけど、自分で絵を作ることは焼き物みたいに難しいよね
12月4日の日曜日まで法然院にいるとのこと
写真は、法然院墓地はドングリが雨のように降ってくるところがあった
鯵庵(12.3)


by ajiankyoto | 2016-12-03 11:30 | ハロー・ワーク | Comments(0)