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ドングリの夢

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知っているようでいるようで知らないのがドングリの夢
ドングリは乾果(かんか)の一種、果皮が固いブナ科の果実全体をさしている
子供達がはかまと言っているのは殻斗(かくと)である
それがブナ科の特長でもある
ドングリの森にはブナやナラ類の明るい森もあるし、シイやカシ類のように暗い森もある

スダジイというのがある
名は余り聞かないという人がいる、常緑である、シイタケのほだ木にも使われる
実は炒って食べられる
イタジイ、ナガジイともいう、一般のシイの木のことである
ジイ(爺)というのは懐かしみを感じるが、スダジイという名の語源を小生は知らない

京都のシイ類の群落は円山公園・清水寺裏、松尾大社裏、法然院・銀閣寺町などが知られている
神域で開発の手が入らなかった所などが分かる
この群落は守られなければならない
もう一つ平地は鎮守の森である
クスノキやシイ類の大木は神社の森に多い
鎮守の森は神のいる世界を区別するための森だ
そんな偶然で京都の森はギリギリ守られている

東山七条の女坂(おんなざか)を上がっていくと新日吉神宮(いまひえじんぐう)にあたる
三十三間堂や今熊野(いまぐまの)神社は後白河院政の法住寺殿(ほうじゅうじでん)の一連の建物である
後白河院が日吉神社(ひえじんじゃ)を祀って新日吉神社とした、今は後白河院も祀る
本殿裏に樹齢500~800年というスダジイの大木がある
新日吉神宮がここに来る前からあったと言われている
京女(きょうじょ)の京都女学院が随分大きくなって校舎が迫っている
明治になって京都女学院も来たが神社も来たから守られたと思う
小生ら夫婦はこのスダジイがかぶる本殿で数十年前結婚の祝詞(のりと)をあげてもらった
おかげで(?)まだ続いている

ドングリも押し花にしてと孫が言う
鯵庵(12.12)


by ajiankyoto | 2016-12-12 07:12 | 家族 | Comments(0)