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死ぬまで商売はやめられない


街の昼食時サラリーマンなどなどでいつも早い時間からいっぱいになる店があるということでした
ほんと店の外、反対側の道端にまで並んでました
70代ぐらいの店主が一人でやっているカレーライスしかない店です
辛いのが売りだったようです
みんな、行列ができるという情報ですが、小生は店の中も清潔とは言い難く奇妙な違和感を感じました
この店も、去年あたりからほぼ急に客が勝手に並びだしたということらしい
「30年目にそんな事態になって店主もびっくりしたやろうな、外食の世界は客が1割増えれば儲けは2倍になる世界や。それからは商売より博打の旨味や。この齢まで働いてきたのに店主は死ぬまで商売止められないだろう・・」
経営コンサルタントみたいな仕事をしているチームの友人の弁である

〝行列が出来るほど″というのが正しい日本語で、〝行列が出来る・・″というのはテレビが作った舌足らずの表現である
少し言えば・・・・、そもそも行列をさせるということは、商いの道徳からいってどうだろうかといつも思っている次第だ
行列という事象を客側の所為にするのは商売人側の怠慢と傲慢だと小生は言いたいわけである

カレーライス一杯だけの付き合いだけど商売の成功を祝ってやる気はある
難しそうな顔をして行列を作る店であってはいけない、と思う
まず、店を綺麗にし、人を増やし、サービスに必要な時間を短縮するなど受け入れ側の態勢を整えてから客を待つのが商人道ではないかと思うわけである
そんなことするなら昔の儘でいい、客が来なくたってやっていけるというだろう
もちろん"はやる"に"はやる"だけの訳はある、と拙者も知ってます
しかし、なぜ"はやった"のかその理由(わけ)を間違わないようにしておかなければ、
"はやらなくなった時"にそのわけが分らなくなりますよ

(この項続く)
鯵庵(3.30)

by ajiankyoto | 2017-03-30 20:29 | 大衆食堂 | Comments(0)