2017年 06月 02日
がんこ氏の場合⑹
細胞は長い年月で酸化が進む
酸化とは錆びることである、それを老化という
最終的には細胞は腐敗してガスになる
だが、その前に焼却される
それは厳然たる事実で、もちろん男女の差はない
それは肉体のことでもあるが、精神も同じである
老化のことも考えなくていいうちは考えなくてもいい
しかし、現実に老境に入ったとき、もしくは大病を患ったりしたときにはじめて肉体の老化を知ったのでは遅すぎる
肉体と精神がかけ離れていたのでは気持ちが腐る
がんこ氏は早くも老化に気づかされたが、奥さんはまだ健康に自信を持っている
今までは同じように歩んできても、ここに至って老化の時間差を認めざるを得なくなった
もちろん男女が逆のこともあるだろう
いずれにしろ、誰でも歳をとるという一点に関しては公平だ
肉体以上に精神の老化が早いこともある
しかし、精神は腐敗する前に焼却することが出来ない
腐るというのはそういう気持ちのことを言ったつもりだ
がんこ氏のシリーズをいったん終える
男女の寿命の差というテーマのためにがんこ氏の名前を借りた
もちろん全てががんこ氏のことではない
が、この気持ちを書いている時点から既にもう数年進んでいる
その後のことを述べるには小生の理解力がもっと進まなければならない
それからのこととする
写真はクレマチス
鯵庵(6.2)
by ajiankyoto
| 2017-06-02 08:53
| 健康保険
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