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鞍馬口地蔵の地蔵盆

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鞍馬口地蔵は京都の六地蔵の一つ
鞍馬口は今の出雲路橋の橋詰にあたる
そこから西へまっすぐの道が鞍馬口通りになる
寺町通りと交わるあたりに大きな寺がある、上善寺と言う浄土宗のお寺
そこに件の地蔵が祀られている
ここの地蔵は、平清盛らが木幡(六地蔵)に祀った元六体の地蔵の一つ
街道の出入口と言うことでに深泥池の縁に祀られていたものが明治になって現在地へ移転、鞍馬口地蔵といわれる
前々回訪れた時はちょうど六角の地蔵堂の工事中だった
前回はやはり地蔵堂は完成していた、正面は全面開放地蔵堂である
地蔵菩薩も修理に出ていたものがお帰りになって、鮮やかな彩色であった

地蔵会という地蔵菩薩の縁日は旧暦の7月24日である
今は、月遅れ8月24日に行わる
そのため特に8月の23・24日を地蔵盆という
月遅れで行われている盆の行事に続くことから"あと盆"とも言う
大人は22日からの六地蔵参り・・である
今回、21日に行ったら準備中だった
お寺のご家族や縁日の屋台のという意味である
地蔵菩薩はいつもいつでもお参りは受け付けてくれる
一方、この頃近隣の辻々には子供たちが集まる
今は大人の都合で土日に行われることが多い
いずれにしろ夏休みの仕舞いの子供達の地蔵盆もこの時期にちょうどいい

地蔵は少年の形で現れて人間を救ってくれるいう
それが我が国の地蔵信仰の始まりだった
そこから子供の安全を守ってくれるものとの信仰が地蔵盆の行事に定着してきた
賽の河原で死んだ子を救ってくれるのは地蔵菩薩でもあるが、
子をなくした親にとっては、死んだ子そのものが地蔵の化身だったと思える時もある
地蔵は少年の形で現れるという古い信仰もさもあらんと思う
地蔵は一番身近な、しかもスーパーな佛なのだ
鯵庵(8.23)


by ajiankyoto | 2017-08-23 07:49 | 地蔵菩薩 | Comments(0)