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5段階の落ち着き


我々の時の小学校の通知簿は5段階評価だった
1クラスに50人(本当は60人だった)だったから・・
最高の5を貰えるものは3人くらいだった
4は12~13人くらいだと教えられた
3は20人で残りの15~16人が2の評価だった
教育的お情けで登校拒否しない限り1は2にしてくれていた
それでも相対評価である
3だったら親に怒られることはなかったが、4をもらえたら褒められた
4が複数あれば明らかに平均より上にいることの証明になった
個人的には音楽や体育や図工もいつも2だったけど・・大体それぐらいであった

あの時は勉強もしなかったし、その気はなかった
親がそれ以上言うこともなかった
あれから数十年、頑張るところは頑張った
思えば高校受験あたりから、競争を意識させられた
それからずっと競争ばかりだったが・・・
音楽や体育のないや世界へ進めば、複数の4で十分だった
自分らしくなどと・・才能にこだわらなかったのがよかったのだと思う

何度も何度もやってくるチョットした小さな競争に負けなければ・・
くじけて拗ねてしまわなければ、群の中の前の方で一緒に走ることが出来た
この数回の小さな試験の成果でそれから数十年過ごしてきた
その間は五段階評価では4だったと思っている

定年というゴールに入った時はもう順位は気にならなかった
それからの評価は3になった
3を目指しているともいえるし
小学校時の評価に戻ったとも言える
それが自分の本来・本当の実力だともいえる
結局、"おみそ"でさえなければ落ち着く評価だと思える
鯵庵(29.9.10)


by ajiankyoto | 2017-09-10 07:36 | おとこ編 | Comments(0)