2017年 10月 01日
古都というのは生きてる都市でもある
そういう一地方都市としての京都を忘れてはならない
古都または古都だったということは歴史という年月だけでなく多くのことを包含している
政治・経済だけで見るから間違うのである
文化・文学・美術・芸能・風俗・医学・武術・染色・工芸・繊維・工学そして何よりも都市作りの土木・建築・造園など、様々なことが幾重にも積み重ねられた地層を持っている
都あるところには必ず争いがあり、その地層の中に何代もの人の骨が地層ごとに埋まっている
発掘調査やボーリング調査でも見れない、けどせめて断面的に見る目は必要ではないか
長い歴史とは記憶である
だがしかし、古都もまた今生きている都市でもある
遺産とは生きてるものに残された財産ではある
どれほどの値打ちがあるのかはこれからもゆっくり勉強してからでないと言えないと思う
鯵庵(10.1)