人気ブログランキング | 話題のタグを見る

女坂を行く/市内バス事情⑥

東山七条を東山に上がれば豊国廟(とよくにまたはほうこくびょう)・新日吉神宮(いまひえじんぐう)であるが、実は「京都女子大学」の大キャンパスも
京都女子大学はもともとは明治32年(1899)仏教徒のための女学校・顕道女学校に始まる
時は高等女学校令や私立学校令公布の時に始まる
明治5年(1872)の最初の女学校京都女紅場より27年の後である
それでも京都でもっとも歴史ある私立女学校である

明治43年(1910)の京都高等女学校(西本願寺婦人連合経営)に
大正3年(1914)堀川五条にあった学校を現在地(今熊野)に移転
昭和24年(1949)新制の京都女子大学となる
親鸞の体現した〝無我伝承″を言うが、女子大生にもそれは理解できるものではなさそう
京女(きょうおんな)でなく〝きょうじょ″と読まなければならない
ここが女坂といわれるわけ
女坂を行く/市内バス事情⑥_b0355451_08413893.jpg
七条通の京都国立博物館前を京都女学院に向かって走るバス
女坂を下ったり上ったり七条通から真っ赤なバスが走る
プリンセスというものだから〝京女(きょうじょ)″のスクールバスかと思いきや実は一般路線バス
「プリンセスラインは公共の交通機関です」って書いてあるから市バスの路線かなと思ったが、京都急行バス㈱という大阪に本社のある会社が運営する路線バスであった
京都駅八条口や四条河原町から専ら京都女子大学までの路線を運用している
路線バスながら京女を目指しているので、停留所が少なくゆえに急行路線であるわけ
もちろん路線バスだから誰でも乗れる
と言いながら、おかげで〝京女″はプリンセスの冠をかぶった
鯵庵(29.12.20)

by ajiankyoto | 2017-12-20 08:00 | 路線バス | Comments(0)