2018年 01月 20日
油揚げと助六

この侠客が大坂まで行って島原遊郭の揚巻(あげまき)という遊女と心中したという
歌舞伎の助六の相手も遊女揚巻(あげまき)だ
そういう意味である、・・らしい
揚巻というのは本当は髪型(総角・あげまき)のことである
このあげまきというのがイナリずしのことである
だから、イナリずしと巻きずしとのセットを「助六」という
揚げを巻いたのはイナリずしであるからだ
日本人、特に京都人の油揚げ好きは異常である
だが、歌舞伎との縁が理由とはとても思えない
食うものとってそんな謂れは関係ない
鯖寿司だってハレの日にはつきものだ
単純に言うと揚げを巻いたのと海苔を巻いたのが日本人は好きなのである
大人も子供も片手で喰えるものがいい
特に大人はもう片手に盃を持ちたい
デパート地下で稲荷ずしと巻きずしを交互に買っていって夜番の時の食事にしている
日本のファストフードだ
酒が飲めなくともその時は一人で祭気分だ
写真はまたまた始まったコンビニの恵方巻、パンフレットから・・
鯵庵(30.1.19)
by ajiankyoto
| 2018-01-20 19:23
| 祭
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