介護保険の前

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路地子(ろじこ・小生のこと)の父は難病だった
もうすでに長く症状は重いけど平衡していた
病院はそれを安定していると言って入院させてもらえなかった
老人保健施設は難病の人は手におえないと言われた

やっと見つけた長期療養型の病院はホテル並の費用がかかった
それでも納得して順番を待つしかなかった
その間せめて週に一度ぐらいは、とデーサービスにも連れて行った
難病で体が動かせない者にチーチーパッパを強制する
もう行かないと本人は怒りだす
家族はまた途方に暮れた

介護保険が始まる前、ゴールドプランが云々され始めたころのことである
制度というものはそれぞれ良く出来ている
しかし、役所が作る制度と制度には必ず隙間(すきま)がある
垣根の前で控えた制度を作る
大きな隙間を制度で埋めれば、制度と制度の間にまた隙間が出来る
今でも同じである

福祉とは制度と制度の隙間に入った人を救うことだと言う
それが政治だとも聞いたことがある
そんな政治があってほしい
鯵庵(30.3.7)

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by ajiankyoto | 2018-03-08 08:52 | 往生 | Comments(0)