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生命保険という手もある/吾亦紅⒃

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保険と言えば生命保険がある
保険金は相続の対象外である
親の遺産を当てにするのなら、親に生命保険をかけておくのが一番確実だろう
後ろめたい気がするならやめとけばいい
親の了解でなおかつ多額の掛け金を自分で払うなら問題はない
  
何も残してやれるものがないので、と言って自分の好きな者を受取人にする
テレビコマーシャルが盛んにおこなわれている
生命保険の効用が広がっていると認識すべきだ
"幾つになっても入れます、生涯掛け金は変わりません・・云々"
とはこのことである

例えば掛け金が相当な額になったとしても考え方から言えば生前贈与と同じことである
も一度言えば、力があればその掛け金を自分(受取人)で払えばいい
相続人であってもそうでなくても相続の公平さを妨げない
だからこそ、被相続人(親)の方が積極的にならなければならない
生命保険というのは残されたものの傷を癒すものである
それも確実な絆である

世の中では生命保険で借金(負の遺産)を返す人も現実にいる
保険金詐欺ではないし、今回の場合は自殺まで急がす必要はない
わずかな遺産の分配方法で悩んだり、わずかな遺産の分配で残された人との絆を壊したくないなら・・・である
生命保険の平和利用である
それでなくば相続問題から綺麗に逃れる手はない、少なくとも遺言状より効き目は確かである
鯵庵(30.6.6)

by ajiankyoto | 2018-06-06 14:33 | 家族 | Comments(0)