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八幡大菩薩その3

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託宣とは神託ともいえる
神が人に憑くことであり、神の意思を人が宣べることである
国家の大事に神意を伺うことにある
八幡神はこの託宣という言葉に深くかかわっている

平安時代に入って、奈良大安寺の僧行教(ぎょうきょう)は石清水(いわしみず)の丘に八幡神(はちまんじん)を祀った
第56代清和天皇の時代(860)に社殿を設けた
それが石清水八幡宮である
平安時代前期に八幡神(はちまんじん)は応神天皇(おうじんてんのう)、その母神功皇后(じんぐうこうごう)であるとされ、それによって皇室を守護とする神として祀られるようになった
以後、神仏習合の例によって、八幡大菩薩であるとともにホンダワケノミコト(応神天皇)と同一視されていた
平安後期になると武士階層が台頭し、八幡神(はちまんじん)を武神として崇め、特に、清和天皇は源氏の祖、武家の源氏が八幡神を氏神とし全国各地に勧請した
石清水八幡宮の社格は極めて高く、二十二社の中でも上七社に位置づけられる
しかも伊勢の神宮に次ぐ社格である
鯵庵(30.9.15)


by ajiankyoto | 2018-09-15 21:40 | 地蔵菩薩 | Comments(0)