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庚申の日が近づいてくる


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挿絵はウィキペディアから

今年の庚申(こうしん)は1月23日、続いて3月の24日である
庚申とは60日に一度巡ってくる
「干支(かんし)」の庚申(かのえさる)の日、1年には6から7日ある訳で、この日を特別な日とする信仰がある
庚申の日の行事は今はほとんど知られていない
人の中には三尸(さんし)の神が潜(ひそ)むと言われる
寿命を延ばしたいと思ったらこの神(虫)を追い出さなければならない
・・というのが道教の教えである
これを「三尸(さんし)の虫」という

実はこの虫こそが美食や色情などの欲望に執着する気持ちを起こすという
日本に伝わって
庚申の日にはこの日眠ると人間の爪先から体内を抜け出してその人の罪悪を天帝(北極星)に告げに行くとする
それでは困るのでそのため夜更かしし身を慎んだという
夜更かしすると言っても残念ながら性行為は特に禁忌である
眠らないための雑談ばかりで朝を迎える

上尸(じょうし)の虫は頭、中尸(ちゅうし)の虫は胸、下尸(げし)の虫は下半身の病を引き起こすとされる
因みに、虫の知らせの虫はこの虫である
腹の虫も・・この虫が様々な悪さをするわけである
小生どうも下半身の虫にまとわれたみたいである
人間の下半身は重要な役割を果たしている
もちろん上半身を支えているが、
上半身は美食がらみとするならば、下半身はともかく色情がらみであろう
飽食・執着の時代は、頭も上半身も下半身も欲のままである

いや膝のことである、膝関節の痛みのことである
どうも治りきらない
膝が痛いのは母の寿命を知らせてくれているのかもしれない
母親がやっと追い出した下尸の虫が乗り移ったのかもしれない
虫が知らせる?
それでなくとも世間からメタボといわれることを恐れなければならない
恐れいらなければならない

また、庚申の日が近づいてくる
鯵庵(31.3.16)

by ajiankyoto | 2019-03-16 07:45 | 健康保険 | Comments(0)