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ツバメは日本から来る

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京都の今年の満開日は4月6日で結局平年並みである
遅咲きの品種がこれからである
花は毎年のこと、そう騒ぐほどのことではない
京都気象台がツバメの初見を発表している、3月15日だった
今年は平年よりやけに(11日)早かった
南の方から上がってくるのだから、当然だけど・・ツバメ前線というのもあるのだ

素人がちらっと調べてみるとツバメ前線はソメイヨシノの満開に前後してやってくることが分かる
桜が咲いて、田んぼを始める、そのタイミングなのだ
移動する動物はひょっとすると地球規模の温暖化の影響を受けているのかもしれない
ツバメはオスが数日早くやってくるということだ、その後家族になる一団がやってくる
その間にやっと人の目に触れる、今年もほぼ今頃の筈だ

ツバメはオンとメンの遺伝子を受け継いでいる、個性的でもあるが一羽ごとの命なのだ
それゆえか、日本に来るツバメはびっくりするほど減ってきている
日本で暮らす子育ての頃が一番危険だ
イタチや蛇やカラスに狙われ続けている
ツバメは戦うことを放棄した鳥なのだ
だから人の近くでしか生きていけない
廃屋の村でもサクラは咲くしカラスはいるが、実はツバメはいない
過疎こそはツバメの天敵なのだ
ツバメは生まれたところに帰ってくる
一番の原因はそこにあるのだ

都市のツバメは開けっ放しの駅や24時間営業のスーパーなどによってくる
だが、駅員や警備員は今年は巣を作らせまいと躍起だ
それでなくとも市民の目に届かなくなった
ツバメ減少の話題すらここ十年聞かれなくなった
街中ではツバメが暮らせるところが極端に少なくなっている

日本で子供を育てるツバメは日本の鳥だ
ツバメは南から来るのでなく、日本から来るのだ
我らもむかし田舎から出てきた
人のいない廃屋ではツバメも暮らせないのだ
後を追ってきたツバメぐらいは最後まで守ってやりたいものだ
本当にツバメのいない都市でいいのだろうか
鯵庵(31.4.13)

by ajiankyoto | 2019-04-13 17:15 | 都市 | Comments(0)