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バスに乗るスーツケース

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京都の駅前も多くの路線バスが入っている
日本の幹線鉄道のサービスの熟成度は高い、とも、言える
ところが駅を降りて数十歩、バスターミナルに出ると路頭に迷う
都市の構造と混雑がターミナルなのだ
言葉だけではない、混雑(都市用語で輻輳とも言う)なのだ
国が違えば教養も文化もマナーも違う
バスに乗ればなお一層、乗客と運転手のストレスを増している
輸送量の増加に反比例して運転手の技量が低下している
それがまた市民にはストレスになっている

さるところの市長は・・
市バスの路線を維持できているのは観光客のおかげだと認識してほしいと言っている
言い換えれば、それでも市民は市バスが走ってることをありがたく思えと言うに等しい
それを言うならそれぐらいのこと観光客にもはっきり言えよ
観光客もストレス、運転手もストレス
ひと頃天下を取っていた乳母車も車椅子もスーツケースには負ける
特にかの国の人々の傲慢なスーツケースを運転手が怒るのも無理がない

それだけでもなんとかしてよ・・と言ってみても
バスには乗ったこともない金持ちには分からない
運転手の声が市長に届く筈もない
知ってる?市バスの運転手の半分が、民間バス会社の社員なのだから
スーツケースが客だとずっと勘違いしてたって市バスを降りた元運転手が言っていた

「バス」は「乗り合い自動車」という意味の英語
語源は「オムニバス」というラテン語、「全ての人のために」という意味・・なんだって
鯵庵(1.7.7)

Commented by 1959-01-28 at 2019-07-07 20:05
ほんまや!
by ajiankyoto | 2019-07-07 19:52 | ゲソ番は足元を見る | Comments(1)