人気ブログランキング | 話題のタグを見る

てかけの連れ子



てかけ”とはこちら(京都・大阪)では”めかけ”のことである
目をかけるなんて澄ましたことは言わない
触り倒すというように手をかける、訳である
人のものを盗むという意味も含んでいる
本来は自分のものにならないものを金で買う、のは盗ると一緒だ
そこに強烈な嫌みが含まれている

小生も今でこそ大人の常識をなんじゃかんだと披露しているが
若い時には、正しい世間の常識とはなはだしくかけ離れてた時もあった
何かと屁理屈を言う・・と、会社の先輩から
お前は「てかけの連れ子」のようだと言われた
今は”てかけ”も”連れ子”も不適切表現になるが、そう例えられるくらいは自信のうちだった
仮に、本当にそうだったとしてもハンディにはならなかった、だろう
世の中、真直ぐばかり見ていたのではほぼ何も見えない

連れ子付きで面倒見る男の度量も大きいし
連れ子も一緒に面倒見てもらえるほどの女なら器量も抜群だ
正規でなければそれだけで差別するというのは本来いわれなきことである
それはさておき、人と違う視線を持つことは本当に重大である

年寄りになって働いたり中途採用で気をはいたり
そういうバイタリティのある人生が楽しいのではないか
鯵庵(1.7.20)

by ajiankyoto | 2019-07-20 21:33 | ゲソ番は足元を見る | Comments(0)