2019年 09月 28日
ご利益主義が行く
アメリカではドラッグストアーと言って薬や日用品や、軽食もできる店がある
その後数十年日本でも今ドラッグストアーが大繁盛である
が、日本では飲食コーナーは別に発展した
原価割れのトイレットペーパーを店頭に山積して商売をやっていけるのかと思えば
店の中は医薬品、サプリメント、なんと化粧品と極めて利益率の高い商品で満ち満ちている
海外からの客が一時、列をなした"爆買”の商品が多い
今でも、ドラッグストアの商品は海外の客の人気商品のベストテンに入る商品ばかりである
日本のある製薬会社のトップは海外需要で笑いが止まらない顔で言う
彼曰くである
「爆買いがなくなってもかまわない、今でも売れ筋の商品は輸出を増やす」という
「輸出戦略で足らなくなったら、かの国に工場を作る」という
世界を見て商売するのが当然だとしたら、当たり前なのかもしれない
ドラッグストアーそのものも海外進出できる
海外からの客、インバウンドはそれそのものが輸出産業なのである
そういえば、観光客の集中する都市は輸出都市だ
オリンピックだって同じ輸出産業である
地方が観光客誘致に血道をあげるのは輸出産業だからだ
神社のご利益主義とそっくり同じだ
政治も経済もみんな同じことをしている
観光行政や観光公害にまともに反抗してもどうにもならない
もうかればいいのだ、そんな生き方を「ごりやく主義」という
ただ、商売を拡張しているつもりなのはいいのだが
いつかこの国が乗っ取られることにならんとも限らない
それでもいいという人が現実に増えている気がする
鯵庵(1.9.28)
by ajiankyoto
| 2019-09-28 09:05
| ご利益
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