2021年 12月 26日
千手観音(東寺)

木造漆箔とある
特筆すべきは像の高さ5メートル85センチもあることだ
昭和5年(1930)終い弘法の日の失火で食堂(じきどう)が焼失
本尊の平安時代の作とされる千手観音菩薩像と巨大な四天王像が焼損
観音像は後に昭和40年(1965)に修復された
国宝とは国の宝とすべき価値の高い文化財である
その中で法令に基づき指定されたものである
現在の文化財保護法は昭和50年に施行された
それ以前は「国宝保護法」などによる指定である
それを旧国宝と呼ぶ
この修復された千手観音像は旧国宝であり、現在も重要文化財の指定のままである
鯵庵(2.10.12)