2020年 10月 15日
兜跋毘沙門天(東寺)
兜跋毘沙門天の兜跋(とばつ)とは今のチベットウイグル自治区のことである
外敵から国家を守る仏像である
仏教の伝来の道にある
日本へは唐の国から来たものだとされる
頭に筒状の宝冠を被る
宝冠の正面は鳳凰だとされるが
上手く絵にすることが出来なかった
チベットは国を守れなかったのかもしれない
それが日本の平安京の羅城門の上に祀られていた
もちろん平安京を守るためである
が、羅城門はその後倒壊した
その隣にあったのが東寺である
東寺の政治権力にしては平安京は大きすぎる都だったのかもしれない
南北朝の建武3年(1336)足利尊氏の軍勢が九州から登ってきて東寺に入ってことによって足利氏の京都支配がはじまる
西海道・南海道は通じるのは羅城門だった
足利軍が海上瀬戸内から大坂街道を来ても陸上山陽街道を来ても必ず東寺へ至る
楠正成が湊川に出陣しないで東寺に陣を敷いて京都を守っておればどうなっただろうか?
兜跋毘沙門天を祀って羅城門の役割を東寺が果たしていたことになる
鯵庵(2.10.15)