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葬式のレール(26)入院

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人は病気になって始めて自分が生きていることを知るという
成長の峠を超えれば進むたびに下っていくのが生きることだろう
年をとるということは嬉しいことではない
年取れば病気になるということも受け入れざるを得ない
ガンが来るか痴呆が来るかあるいは道端で倒れるかもしれない
大きな手術に家族の同意が必要という医師がいる
本当は患者本人のi意志なのだ
・・がいつかそうなったともいう
人の最期に家族の同意が必要だというのはおかしい
それが血だと言うが、そんな時だけのでは水臭い
自分で決められなくなるのも老人の宿命だろう
仕方がないと思えば、悲しいこことではないのかもしれない
しかし、悔しいことだろうと思う

他人事だと思ってはいけない
幸せな夫婦だって夫婦である限り最後は一人になる
遺産がなければ子も孫もいないも同じ
一人で暮らすことは月並みな幸せなのだ
そもそも老人になるまで一人で暮らしてきたきた人もいる
人は元々一人者なのだ
地域の民生委員や老人福祉員はあなたは知っているのだろうか
地域包括事務所は悲しいかな民営である
年金も健康保険もあるし、元気な時は医者にも通えるが・・
下手をすると入院は出来ない
せめて病院で死にたいと思ったがそれが出来ないという人が一気に増えている
一人者は保証人になってくれる人がいないのだ
世間には確かにそんな商売があることはある

人間最後の幸せは地蔵菩薩のようないい医師に当たることだという
生き死にを金で買うことが出来ると思う人にはわからない
これからの世にそんな出来た医者は少ない
医者は技術屋になってしまった
探してはいるが・・
私は間に合わないかもしれない
地蔵菩薩のようなと言われればこの世で出会えるかどうか分からない
地獄へ行って地蔵菩薩を見失わないことの方が大事なことだ
鯵庵(3.5.20)

by ajiankyoto | 2021-05-20 17:16 | 葬式のレール | Comments(0)