2021年 08月 31日
かきかた鉛筆/鉛筆は削られるもの(前)
私の小学校時代は親がナイフで鉛筆を削ってくれた
ナイフとは言ったけど、多くは文房具屋で買った肥後守(ひごのかみ)だった
時には包丁だったこともある
学校で芯が折れると困った
筆箱がガタガタいうのは怖かったので綿を入れたりした
カミソリ型のナイフもあったけどそんなに流行らなかった気がする
鉛筆削り器はぼちぼち売り出されていたと思う
鉛筆の欠点は削らなければならないことと
減ることである
利点は消しゴムを使えることである
肥後守を使うことは芸術の脳を刺激する
そうでなくとも欠点は最大の利点でもある
世間の常である
それがかきかた鉛筆の所以である
逆に言えば小学生が字を書けなくなったのは学校で鉛筆を使わなくなったからだ
(この項続く)
鯵庵(3.8.31)
by ajiankyoto
| 2021-08-31 11:00
| 翁草
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