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手筈/剣客商売

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山形勲版の「剣客商売)がテレビで始まったのは1975年のことだった、秋山大治郎は加藤剛だ

剣客商売の秋山小兵衛のセリフの一つである
「これは戦(いくさ)である・・どのような戦になるか分からない」
「そう思っておいた方がいい」
「手筈は・・・」なのだ
(はず)とは矢の末端で弓の弦に引っ掛けるところを言う
矢がどこへ飛ぶかは筈次第である
手筈とは、当然にそうなる・・と言う意味である
そうなればそうなる
戦略と言っていい
喧嘩だって同じことだ
読みなのだ
あるいは危機への対応の仕方である
そうなる筈だったというのは逆の話だ
戦いに負けたとて言ってはいけない言葉なのだ
弓を放てばどこへ行くかは分からないではすまない
戦(いくさ)であればそれは自分に返ってくる
鯵庵(3.8.10)

Commented by u831203 at 2021-09-10 17:06
山形勲の秋山小兵衛は観たことはなかったですね
もう半世紀近く前のことですね
藤田まことの小兵衛は何度か観ましたが、ちょっと違和感を覚えましたね 小兵衛は小柄な剣客ですから藤田まことでは大き過ぎると思ったものです
でも八代目松本幸四郎の長谷川平蔵や、緒形拳の藤枝梅安ははまり役でしたね
みんな鬼籍の人になりました
昭和は遠くなりにけり ですね 
秋山正太郎の3代表作は今でも時折読み返しております
masa
Commented by ajiankyoto at 2021-09-11 17:12
> u831203さん
最初は山形勲と加藤剛で始まったみたいですが・・実は私も見ていた訳ではありません
剣客商売は秋山小兵衛親子の対比が面白いので、作者のイメージである中村又五郎・加藤剛の組み合わせが面白いです
小柄でない秋山小兵衛はイメージに合いません
今はケーブルテレビで時々やってますが、実は昭和57年当時でテレビを見る間がなかったです
当時は会社の生き帰り電車の中で読んでました
文庫本になる前で少し大きめの本でした
本で読むと佐々木三冬に憧れたものです
池波正太郎作品は原作に忠実に作られているようですが俳優に左右されるところがやはり大きいです
コメントいただいた通り別の楽しみ方だと思うべきですね
いつもありがとう・・です・・・・・・・鯵庵
by ajiankyoto | 2021-09-10 12:00 | 翁草 | Comments(2)