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夫婦の歳の差(後)

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夫婦の歳の差(前編)より続く

離婚を勧めているわけでない
所詮人は一生の間に結婚より多くの離婚を経験することは出来ない
歳の差は互いにとっても割がいいのではないかと思った次第だ
男と女の寿命はどんどん開きつつあるし・・
夫婦を全うしても女性はその寿命の差分と歳の差を一人で暮らすことになる
統計値では・・
亭主が長生きするのを心の底から喜んでる妻は少ないらしい
自分の余生がどんどん減ってしまうからだ
その時、歳の差は大きな重みをもってくる
再婚は最後のチャンスだと言いたいわけである
ある読者からコメントをいただいた
その通りである・・男も女も人生は必ずしも一度のものではない

剣客商売の話をも少し
秋山小兵衛は小兵ながら何事も達者である、しかし剣客である限り明日の命は分からない
後添のおはるは既に女である、40歳も年下だけどその覚悟はできている
だがその実、小兵衛は93歳まで生きた、という
おはるの方はは48歳で亡くなった
が、小兵衛より先に亡くなったという
小兵衛に仕えたおはるは小兵衛が亡くなった後の人生はなかった
し、そのことを不幸だと言っているのではない
人生を二度楽しめたかもしれないのに残念なことだと思う
それは小兵衛の気持ちでもあったろう

ドラマでは年齢がそれほど進まないが四十を過ぎたおはるは人生の達人であったはずだ
夫は人生の師匠なのである、おはるは小兵衛という偉大なる師匠の一番の弟子であったのだから
剣客商売のドラマではわき役で一番難しい役どころなのだ
女性は本来一人でも人生を楽しめる能力を持っている
いまさらの話ではあるが、
世の中離婚が増加している
離婚の数より再婚が増えることはないとしても・・
一生に一度くらい恋というものをしておく必要がある
ここまで来て初夢であったことを思い出した
鯵庵(4.1.9)

by ajiankyoto | 2022-01-09 16:25 | 新しい生活 | Comments(0)