2022年 11月 24日
烏金

ケーブルテレビに一番似合う男は萬田銀次郎だ
銀次郎が「利息はトイチでっけど、よろしおまっか」と来る
10日で1割の利息ということだ
時代物や落語などに出てくる「烏金(からすがね)」というのは何と1日1割だ
次の日の朝カラスが鳴き出す前に返さなくてはならないからカラスという
トイチの10倍の利息だ
返せない人は利息だけでも入れていかなければならないということは、
何年たっても利息しか払ってないことになる
金貸しは正業である
また、京都は金貸し発祥の街である
そんなこと知らなくとも今は消費者金融と大手銀行が同じであることは皆知っている
災害かコロナなら無利息で金を貸してくれることもある
が、借りた金は当然返さなければならないから協力金や給付金や補助金に群がる
返さないつもりで借金をする人もいるし、もらったまま倒産することもある
それでも元金が返せないなら、銀次郎と同じ世界になる
どこまで逃げても探し出すのが金融業である
国が金貸しみたいなことができたらもっと税金を下げることができるのに
鯵庵(R4.11.24)
by ajiankyoto
| 2022-11-24 18:00
| 鯵庵の辞書
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