2023年 01月 02日
柳酒
松尾大社にて
室町時代は京都は花だった
それまでの酒は、片白(かたはく)、にごり酒」や「どぶろく」とも呼んだ
室町時代になって白米の麹を使うようになった
こちらは諸白(もろはく)、「すみ酒」と呼んだ
現代と同じような製造法であり、特に精白した白米を使用する
酒造りが甕から樽になっていく過程でもあり
京都の柳屋は樽に柳の木を用いたと言われ、それが柳酒の由来だと言われる
「柳酒」とは清酒の銘である
まだ庶民は飲むことはできなかった
それがまたコモで保護した樽で運べるようになった
しばらくして清酒に「銘」がつくようになった
そのころには柳酒は伊丹や池田、やがて伏見や灘の酒にとってかわられていた
これらの酒が庶民が飲めるようになったの江戸期になってからである
清酒によって日本の酒文化が一挙にすすむことになった
鯵庵(R5.1.2)
by ajiankyoto
| 2023-01-02 10:07
| 鯵庵の辞書
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