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(11)ゴールドプラン前後(その2)

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平成元年(1989)に『ゴールドプラン』が策定された
マイホーム主義の行きつくとこか
医療が進歩すれば介護がついていけないのか
あるいは、長寿が達成されれば逆に家族が疲弊するのか
ともかくも家族で行っていた介護を社会制度で支えようというプランだった
特別養護老人ホーム、訪問介護ステーション、要介護云々
今なじんでるそれらの言葉はそれからの言葉である
平成9年には介護保険制度がスタートした
それからしばらく82歳で父は亡くなった
もう少し時期がずれていたら少しは助けてもらえたのかもしれない
病気を発症して10年後、最後は長期療養型の病院だった
今、私が父の発症した年になった

世代の「世」の字は三十と書く、一世と言う意味である
あれから30年このゴールドプランによって今の日本の老人福祉は動いている
全ての人に手厚い介護がいきわたることは無理であろう
一人で暮らすことは自立ができることが前提なのは変わりがない
団塊の世代である我々がその対象になってきた
数の問題がついて回る
福祉も進化した、老人介護は家庭から社会へと移行していく
その一方で有料老人ホームなど介護産業が巨大なビジネスにまで成長した
今度はそれに我々年寄りがついていけるかが問題になるかもしれない
鯵庵(R5.2.17)

by ajiankyoto | 2023-02-17 08:00 | 昼寝の寝言 | Comments(0)