2023年 02月 21日
(13)孤立死

基本的に各個人は社会とのかかわり方や距離を自ら選ぶことができる
家族と一緒に暮らすその煩わしさを避けるのも生き方の一つである
ただ、そのままであれば・・・独り暮らしが増える
一人で生きていくことと、あえて関りを拒絶して生きていることは違う
一人暮らしは死に方が難しい・・・??
前項で誰にも気づかれず一人で死ぬことを孤独死とした
それも含めて役所用語では孤立死という
家族や社会から孤立した結果として、死後長期間放置されることを言う
「チチキトクスグカエレ」
遅れて死に目に会えなかったというようなことは多くあった
孤立死は、屍として他人に発見される世界である
そこまで行くと身内に葬式をしてくれる人すらいないのだ
医師が立ち会わない限りいかなる場合も検死が必要だ
同時に身元確認が行われる
身元が分からなければ「行旅死亡人」と同じ
自治体のお世話にならなければならない
身元が判明しても引き取りは拒否される場合もある
それが「無縁死」とも言われる状態なのだ
究極の寂しさは葬式である
社会との関わりが火葬で終わる
鯵庵(R5.2.21)
by ajiankyoto
| 2023-02-21 11:00
| 昼寝の寝言
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