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(17)何処で暮らす②

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介護が必要な年寄りが暮らせる施設は色々ある
公的機関
①特別老人養護施設(特養)
民間施設
②介護付き有料老人ホーム
住宅型有料老人ホーム(前項参照願います)
④サービス付き高齢者向け住宅
⑤シニア向け分譲マンション
もちろんそれ以外にもある
いずれもレベルに応じて介護のサービスを受けることができる
③~⑤は自立できる人も入居が可能である

認知症にだけはなりたくないのは当たり前
だが、コロナより確率は高く、コロナより怖い
何が怖いって本人の預金や財産の処分が凍結される
上手く施設に入居できたとしても、その時に限って本人の資産が動かせなくなる
認知症で要介護の認定を受けると「法的な死」になる
自分の意志で手続きができないとみなされる
田舎の信用金庫の職員が手のひらを返したように冷たくなるくらい
それだけではない
自宅の売却、あるいは有料老人ホームの契約も本人でしかできない
と言われて、親思いの息子でも打つ手も資金もなくなってしまう

何とか入居金(前払金)が要らないところと言うと特養になる
ただ、要介護3以上を入所条件にしている
特養は公共の施設である
それゆえに資産や所得の制限や差がつけられるのは仕方がない
自宅などの財産を処分することなくともかくも本人の年金相当額で暮らせる
体が動かなくなったり、痴呆や認知症になっても何とか‥と
家族で介護ができなくなれば家族と離れて一人で暮らすしかない
入所を納得させるのが大変だったと言うのが家族の弁である
終の棲家になることが多いからである
これが日本の老人福祉施設であるゆえんである
・・・・・・
鯵庵(R5.2.26)


by ajiankyoto | 2023-02-26 21:27 | 昼寝の寝言 | Comments(0)