2023年 03月 08日
(22)何処で暮らす④
高齢者マンションで過ごす○○A氏は今はゆっくり暮らしてる
が、このまま暮らせるか不安だと言う
個人的には「看取り」と言う言葉が浮かんでいる
自分は大丈夫だと言い聞かせている
しかし、何が大丈夫で何が大丈夫でないのかさっぱりわからん
‥とシャレを言う
やはりと言うか???ここでは介護スタッフの数も足らないし、
リハビリも出来ないらしい
周りには特養への入居を待っている人がいる
年齢や介護度が一歩進めば一人で生活することの恐怖は数倍になる
あれほど元気なA氏でもまだ不安を感じている
ここへ入るのに、自宅はすでに処分している
介護に向いた新しいところに移るとしたらどこでも日数がかかる
有料老人ホームは何処も賃貸方式だし、その家賃や管理費は極めて高い
その上、また保証人や身元引受人を頼まねばならない
それがまだ億劫だと言う
病いが先か老衰が先か認知症が先かがわからん
新たに居所を決定しようとすれば家族の協力がなければ決められない
が、一度一人になってしまうと元へは戻れない
社会とのつながりも、仕事も友人もあくまでも自分のためではある
ここを終の棲家と思い、
体も生活も付き合いも行けるとこまで行く
・・と、○○A氏はつぶやく
何処にいても、誰といてもである
一人で生きられる気力を持ってないとこれからは乗り切れない
意地と人情の挟み撃ち????これは私の感想である
(この項続く、しばらくお待ちください)鯵庵(R3.3.8)