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(25)何処で暮らす⑦

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(前項より続く)
要支援と要介護には大きな差があると言われる
要介護も2や3になれば昼夜の区別なく何かと介護の手を借りなければ動けない
入居時自立を条件にする施設では介護度が低い人が中心になる
介護度が進行すると、それに合わせて手厚い介護を求めるのは難しくなる
安定していると言いながら病気は進行するものだ
医療と看護と介護は極めて密接である
が、必ずしも一体ではない
施設によっては認知症などの対応には差がある
徘徊などの周辺症状がひどくなると、移転や退去を求められることもあるようだ

有料老人ホームは民間企業による経営である
「介護付き有料老人ホーム」は支援より介護に重きを置いた施設である
これを介護保険法の「特定施設」とか、「特定施設入居者生活介護」と言う
入居者がそこで継続して暮らし、なお
施設内で介護認定の基準に合った介助サービスを受けることができる
いわゆる住宅型との大きな差は介護・看護・生活支援の職員が常勤することが求められる
要介護あるいは医療的ケアが必要な人にとって期待できる施設である

さらなる老後を考え始めるとおそらくは施設選びに迷わされることは間違いない
世間の噂では、特定施設であるために介護付き有料老人ホームは、
いわゆる総量規制の対象であり、ところによっては設置が抑制されている
とも言われる
そうすれば必然的に届け出だけですむ住宅型の老人ホームやサービス付きの施設や
場合によっては分譲マンションも増えてくる
結果、不動産業的高級住宅も増えてくることになる
いかにも入居者の選択範囲が広がってるように見えるのは錯覚だろう
業界側からの選択範囲が広くなっていくと言う方が本当だろう
介護度の高い人の住まいは場合によって終の棲家になる
不思議なことに「住宅型」と「介護付き」では
入居者の「平均要介護度」にはそれほど顕著な差はないようだ
介護が必要になれば、入居するのにそのような選び方をしている時間的余裕がないのかもしれない
まだ準備はいらない人も研究は必要だろうと思うゆえんである
(この項続く・・)鯵庵(R5.3.29)

by ajiankyoto | 2023-03-29 09:16 | 昼寝の夢占い | Comments(0)