2023年 05月 30日
4.雪椿
♬やさしさとかいしょのなさが裏と表についてくる
ユキツバキの花は赤い
北陸や東北の積雪のあるとことで冬をよく耐える
樹高はあまり高くならない
一説によるとその地方の積雪量を越えないと言われる
気の利いた女性と結婚したとたん
箸の持ち方から、日常の暮らし方まで
細かく指図してきて決して許さない
こう書けば、いかにも気の強そうな女性を
思い浮かべるかもしれないが・・
気の弱い男にはこれでもまだ足らない
これで外へ出ていけるのだろうか
と、気を病むのはまるで小学生の親みたいなものである
心配することはない、そう・・やっぱり心配した通りだ
この場合はかいしょがないから優しいのである
やさしい男は本来強いものだ
子供のころから親の目の届くところでしか遊んでこなかった
金づちものこぎりもまともに使えない
箸の持ち方なんてあるのを知らなかった
ハサミなど目的外に使えば切れ味はすぐに鈍る
結婚してから気づくことが多いのはお互い様だ
だけど、弱い男をほって逃げ出す女は少ない
仕事さえきちっとやってくれておれば・・
と思ってしまう
殴り返してきた、夫の反抗期だね
ただ、その男が賭け事や遊びを覚えてしまうと
その時はきっぱりと別れてしまう
鯵庵流にいえばそれが大人の女性のきっぷと言うものだろう
でも、それから本当の苦労が始まる
一緒にいるも苦労、別れるのも苦労
親にまで苦労を掛ける
どちらも雪椿の歌の通りである
♬雪の谷間に紅さす母の愛は越後の雪椿
小林幸子(星野哲郎作詞)
鯵庵(R5.5.30)
by ajiankyoto
| 2023-05-30 08:58
| 歌謡曲
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