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18.スーダラ節

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初め間違ってスーダラ武士と打ってしまった
スーダラという単語は辞書にはない
「スーダラ節」ならWikipediaにもある
♬チョイと一杯のつもりで飲んでいつの間にやらハシゴ酒
♬気がつきゃホームのベンチでごろ寝・・・・
と来る、あれである
サラリーマンの姿を傍から見て作った歌である
サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ・・・と同義である

毎晩酒を飲んでた経験がある人はどれぐらいの割合になるのだろうか
接待が仕事だった人には休む間もなかったかもしれない
3日にいっぺんなら私にも経験がある
サラリーマン仲間の付き合いなのだ
厳密にいうとそう考えてる人同士の付き合いだった

植木等と言う人はコメディアンとしては真面目過ぎる
・・・と言われた
ジョークだとしてもこんな歌は歌いたくないと言ってたらしい
無責任と言う言葉もはやってサラリーマン社会が揶揄された
責任を感じないと言うことではない
責任と言うものがあまりに曖昧であった、ことを言っている
何もかも壊れてしまった会社を再構築するのに
サラリーマンの中に残っていた縦の社会の遺伝子が役に立った
闘っているのは団体戦だった
が、団体戦ほど一人一人が責任を果たすことが求められる

だからこそサラリーマン一人一人が自分のポジションに悩んでいた
一日の過ごし方がこれでよかったのだろうかと毎晩思っていた
会社に時間を売っているのではないと言う矜持があった
派遣社員や嘱託やパートなどばっかりになってしまえば
仕事にはほぼ無責任な方がいい
それでもそんな現代でもまだ無責任だと言われる男女もいる

作詞作曲青島幸男、この歌についてだけ言えば
サラリーマンなどしたことがない人が作って歌うところに面白みがあった
だから”スーダラ”というわけのわからない言葉を作ったような気がする
トンボを見て極楽とんぼと言う言葉を作った人と同じ感覚である
サラリーマンと言う珍動物の群れを見てあこがれて名付けた言葉だと思えばいい
元サラリーマン鯵庵(R5.7.5)

by ajiankyoto | 2023-07-05 07:53 | 歌謡曲 | Comments(0)