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釘抜き地蔵からえんま堂へ/京都の盆の過ごし方

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京都千本通の寺の内を少し下ったくらいにあるのが釘抜地藏
寺が言うところによれば空海によって創建され、重源によって再興されたとある
ご本尊は地蔵菩薩、このご本尊が痛み苦しみの釘を抜いてくれるということだ
この釘は恨みの釘である、心当たりのある人は地蔵が救ってくれる
地蔵とは地蔵菩薩である、菩薩の位にあるが馴染みが深い

釈迦が入滅してから56億年云々の後に弥勒菩薩の出現が予言されている
その時、弥勒菩薩は仏(如来)になる
その間、釈迦に代わって六道の苦しみや迷いから我々を救ってくれるのが地蔵菩薩である
そのような重要な役回りの上ながら飾りの少ない仏さんが地蔵菩薩である
地蔵菩薩の縁日は毎月24日である、釘抜地蔵では地蔵しるこが振る舞われるとある

しるこをいただいたからとて誰もかれもが浄土へ往生出来るとは限らない
が、予定と違って地獄へ落ちても地蔵が救ってくれる可能性がある
そのような人は、千本通をもう少し北へ進んで千本えんま堂に行くのがよい
そこから先は都の葬送の地蓮台野だ、閻魔大王がご本尊の地獄の入り口である
が、実は閻魔大王は地蔵菩薩の化身であるという

人生最後の言い訳を聞いてくれるのが閻魔さんではなく地蔵菩薩だと思えば最後のチャンスは残っている?
今から、地蔵にはゴマをすっておこうと思うのは勝手である
それより言いわけの練習をしておくのも勝手である
何をする前にも言い訳をする人がいる
練習してるつもりかもしれないけど釘抜地蔵のヤットコで先に舌を抜かれたのでは言い訳も出来ないことになる

ついでながら京都女、紫綬褒章の演歌歌手の都はるみがこのあたりの子である、とあった
写真は釘抜地蔵、石像寺(しゃくぞうじ)
鯵庵(R6.7.31)


Commented by hirokazusazanami at 2024-08-01 08:16
by ajiankyoto | 2024-07-31 20:00 | 地蔵菩薩 | Comments(1)