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(19)特養待機(後)

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特別養護老人ホームは正しくは介護老人福祉施設と言われる
介護保険を適用する施設のうち老人福祉施設を代表するものである
入浴・排泄・食事等の要介護5までの介護を行うことが規定されている
医療行為は病院との連携となる
公共の位置づけにあるので低所得者への軽減措置など、
市町村の関与が密接である
その運営・経営母体は社会福祉法人でほとんどである
相談は民間の地域包括支援センターで出来ることになっている

全国に1万を超える施設がある
定員は約65万人以上だと言われるが
それだけあってなお困ることがある
入所の待機期間が長いことだ
厚労省の最新プレス発表(R4.12.3)によれば
要介護3以上の人で入所を申し込んで待っている人が全国に25万人
そのうち自宅で待っている人10万にも上ると言われる

例えば、東京都で2万人、大阪府1万人、京都府でも9千人になる
要介護1や2で特例入所の対象の人も2万人以上待っている
しかも・・ざっと言えばそのうち半分の人は自宅で待機している
その他の居宅介護保険サービス、例えば
訪問介護とかショートスティとかディサービスなどの様々なサービスを受けながら
夫婦で助け合って生きていることになる
困るのは独り暮らし、周囲の人はなお困る

その他は、待ちくたびれて有料老人ホームなどに入居している人になる
自宅がありながら、介護のための施設で暮らすと二重の生活になる場合が多い
特養の入所は要介護3以上である
それなのに・・・だからと言ってすぐに入所できるわけではないのだ
民間の有料老人ホームは高級になるほど要介護の人を嫌う
高い金を払いながら特養への入所を待っている人もいる

あえて言うとステップが進んで次の段階にスムーズに移行できないと
保険だけでないその他の経済的負担も増えることになる
特養の入所待ちは制度の問題である、制度の隙間に入ってしまう
介護で家族が疲弊するのもこのような場合だと思う
鯵庵(R7.9.9)


by ajiankyoto | 2025-09-09 11:06 | 昼寝の寝言 | Comments(0)