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乙女には水無月

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京都では6月に入った途端、町内の和菓子屋でも「水無月」「みな月」を売りだす
水無月は水の月、旧暦の6月のことを言う
旧暦だったらたしかに夏の気でむんむんするときである
水無月(みなづき)とは外郎(ういろう)に小豆のせ、三角形が特徴の菓子である
白いういろう(外郎)部分は氷に見立てたものと言う
宮中では氷、庶人は水無月の菓子と言うところである
涼しさを楽しむだけでなく「夏越の祓い(なごしのはらい)」の神事に関わっている

実は京都人は自分のところで作ることが出来た
格好のいいものでなかったかもしれないけれど、食い応えのあるおやつだった
あのボリュームには意味があったのだろうね
魔除けだとしたら意味が分かる
やっぱりこれもクックパッドにもちゃんと載っています
上手に出来るかどうかは別にして、

季節のことが出来るお母さんはきっといいお母さんなんでしょうね
日本の少年・少女にはお好みの味だと思う
お母さんの水無月で育った乙女はいいお母さんになれるはずです
写真はみなづき
鯵庵(1.6.18)

by ajiankyoto | 2019-06-29 21:23 | 家族 | Comments(4)

鷹の目/鵜の目鷹の目

カメラは2台入れてほしい
組み合わせの例である
①フィルムカメラとデジカメ②ポジフィルムとネガフイルム③標準とマクロ③標準と望遠④クラシックカメラと新型⑤一眼レフとコンパクトカメラ⑥単焦点と高倍率ズーム⑦ストロボ、つきやナシやなどなど、あなたの都合と、その日の都合でスタイルを決めるのがいい
一眼レフを買って、ボディ1台に必要なレンズを買い足していくというのは昔からの王道だけれど、いいレンズは高いし、重い
自虐的に言えば挿絵のようにカメラ1台、ズームレンズ1本ですまそうと言うなら一眼レフを購入した値打ちはない
いつもながらカメラが1台では不自由なので、“2台を組み合わせて自分の写真スタイルを作る”というのが小生の昔からのスタイルであった
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今日のカメラ取材行、きっちり目標があればそれでいい
が、そうでなければ家を出る前に今日の被写体を考えよということだ
それがスタート、本日の成果はここで決まる
風景だけではないし、また旅・スポーツ・恋人・孫・女・自然・花・昆虫・街角・社会・ブログ・祭りや行事・・・などなど、あるが今日の切り口というか、あなたの今日の“目”をあらかじめ選ぶべきである

カメラは本来の単純な道具であって欲しかった
我々側も誤解しているかもしれないけどメーカーはもっと誤解している
誰にでも写真が撮れるようにと研究し開発したメーカーに敬意は払うけど、個性のないカメラばっかし作って写真好きの楽しみを半減させたのもメーカーだと思う
現にその結果メーカーも半減してしまった
オールマイティであってはいけない、せめてシンプルにあって欲しい
だから片側には強いシンプルなカメラと2台でというのが小生の論なのである
5台持ってる人は2台づつ使ってやろう
また、今は1台しか持ってない人も次の1台を買うときの選ぶ楽しみが残っている

例えて言うと今日の私の眼は右目が90ミリマクロ、左目が単焦点35ミリということ・・なんだ
明日は別の目で行こう
人間の眼は優秀すぎる
カメラは究極の道具である、道具として愚直であって欲しい
カメラを持っている人は極端に増えたけど写真を愛する人は極端に減った
オールマイティというのはアマチュアカメラマン自身が意識して排除すべきであると思うのだけど・・
イラストは往年の愛器ペンタックスLX(60年記念の旭光学も今はない)
鯵庵(1.6.27)



by ajiankyoto | 2019-06-27 08:10 | 翁草 | Comments(2)

鵜の目/鵜の目鷹の目

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趣味とはいえ写真をする人はたとえ会社に行く時でも常にカメラを潜ませておくべきである
今はカバンの中に入る優秀なデジカメがいっぱい出ているわけだから問題はない
電池寿命も延びたし記録カードの容量も昔の比ではない
今の小型のコンパクトデジカメ一台で往時の一眼レフカメラにレンズ三本くらいを持って歩いているほどのことは軽くある、ポケットに入る大きさのもので十分である

取材行の時も同じようなものである
いずれにしたって荷物は軽い方がいいし、、、三脚は本当は持って行きたいが、都会や観光地では使用できない所が多く極めて扱いにくい
通常はストロボまでは要らない
もしもプロのカメラマンなら愛用ジープに器材専用の荷台を設けて持って行かねば悔いを残すようなこともあるかも知れないが、アマチュアはむしろ戦場カメラマン張りに軽めの装備で行動できるところを開拓する方が合理的である

カメラかばんやリュックの大きさが証(あかし)になる時代は過ぎた
昔もそうだった
自分のカメラスタイルを通していくためには一周も二周もしてこなければならない
カメラは250年の技術なのである
もう何周も回っている
デジカメも今ほぼ一周目の第3コーナーにかかっている

道具は使うものである
せめて・・
長く培ってきた写真感性はコンパクトなデジカメでも発揮されることを実証しなければならないし、自ら信じることだ
まず心構えとしてはカメラを忘れてはいけない
カメラ個人的感想編、鵜の目である
イラストはキャノンG1(平成12年、使えるデジカメが始まったがバッテリーが持たなかった、CFが数十メガで数千円ほどした)
(鷹の目に続く)
鯵庵(1.6.26)

by ajiankyoto | 2019-06-26 07:23 | 翁草 | Comments(4)

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ツバメはいつも同じところへ帰ってくると言われている
卵を産んでヒナを育てる番(つがい)になるには必ず共同で巣づくりする
が、ツバメの育児には事故が多い
先ず巣そのものが狙われる、巣ごとヒナが襲われることもあるし、夫婦どちらかがやられることもある
ツバメの夫婦は事故がない限り添い遂げる
ただ、オスがやられたときは急いで新しい相手を探すようだ

ツバメは卵を抱くのもヒナに餌をやるのも交代でする、番(つがい)でないとできない
だから、子育てのためにはやもめ暮らしは出来ないのだ
(筆者註:元来、やもめというのは女性を言っていた。寡婦と書いたが、この頃は逆に男やもめのことを〝やもめ″というようだ)
メスツバメのみでは子育てが出来ないのだ
だから、若きツバメの出番ということになる訳である

群れの中で番(つがい)になれなかった若きオスがそこで登場する
ツバメは気候条件がよければ2度子育てをすることもある
今頃になって古い巣を修理したりする巣作り行為をするのは新しい夫婦なのだ
〝若いツバメ″という言葉を知ってますか?
時々人類の世間では若い男との浮気の例えで言われるが、ツバメにとっては不躾な言葉である
ツバメは子育てのためにのみ再婚するのだ
生態の上で重要視すべきことに一夫一婦制を必死で守っているのはツバメの方である

かくしてスペアーで待機していた若き♂ツバメたちは自分の子孫を残すことが出来るわけである
写真は珍しくユリの蕾で休憩する
鯵庵(1.6.19)




by ajiankyoto | 2019-06-19 10:41 | 大人の恋 | Comments(0)

今年の送り火は満月

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今日6月17日は旧暦5月15日で満月である
イチゴ(ストロベリー)の月というらしい
高度0(計算上地平線)に月が出るのは19時頃である

話は先のことになるが・・2カ月後、京都の盆の送り火の日
その8月の16日、実は今年は旧暦の7月16日に当たる
今年は月遅れで新暦と旧暦が重なる
大文字の点火は午後8時、ちょうど東山の向うに満月が出はじめる
大文字の山の正面・・仮に、街中(今出川通や丸太町通・三条通・四条通から)ならば
大文字の送り火と満月をほぼ同じ東(満月は東南東)に見ることができる
それが、極めて狭い意味の京都に当たる、とさえいう人がいるくらいだ

例年は、毎年月齢が違う、これが新暦と旧暦との関係である
現代の送り火は月遅れで実施している
旧暦7月16日の行事を1カ月ずらして月遅れの8月16日に行っている
ただ、今年は8月16日が旧暦の7月16日に重なったのだ
それはそれで・・それが珍しいと言っているのではない
明治の初めに暦が改まって今の太陽暦になるまでは
実は、毎年、送り火と満月は重なっていたのである
今年の送り火は、京都の盆の行事の意味を感じる機会になるかもしれない

送り火は鴨川と東山連峰の月とセット・・満月の日(16日の月)の行事だったのだ

大文字を東に見えるところに足を運べば、精霊が川を下りあるいは月とともに登っていく
昔の人が感じた送り火を、そのことを少し体現できるかもしれない
それが値打ちがあるのかないのか?現代人にも分からなくなっている
鯵庵(1.6.17)

by ajiankyoto | 2019-06-17 21:57 | | Comments(1)

レンタル着物は行く

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京都の街を着物姿の二人連れや団体が歩く
中には舞妓姿も見られる、この頃は男女ペアや家族三代で着物というのも増えてきた
日本の・京都の・着物の文化が復活か?と思わせられる
しかし、そのほとんどが旅行者で、しかも海外から旅行者だ
中国のガイド本には「正真正銘の舞妓に変身できる」とあるらしい
が、「正真正銘」は誇大であることは誰にでもわかる
本当の舞妓さんの”憧れてもらうようなものやありまへんえ”と聞こえた
現に仕事の生き帰りに袖を引っ張り、帯を引っ張る事件も多くなってきてる
屋外での花嫁写真も増えてきた、群がって撮影してる人も外国人だった

それはさておき、リサイクルの概念は着物の文化特有のものである
古くから京都の都には古着問屋が発達していた
そんな文化が今時の産業になって、レンタル着物になった

レンタル着物も増えたけど客も増えた
レンタル用の彩やかな柄が一気に増えた
だが、極端に季節外れだったりすると逆に旅行者が可哀そうに見えることもある
馬子にも衣装とさえならない
せめて季節に合ったものを用意してあげられないものだろうか

そこらじゅうの店先でソフトクリームを売ってるのと理屈に差はない
復活したものがあったとすれば観光地に似合うというだけの文化である
人力車のいなせなお兄さんが声をかけるには丁度いい文化である
外国人相手の商魂がより一層着物文化を薄っぺらなものにしている
経済が自然を壊したように観光が文化を壊すかもしれない

現に着物は伝統産業の名のもとに衰退してしまった

着物を着るのが恥ずかしいという市民も増えている
繁華街には出られない、それが市民の正直な気持ちだろう
間違いなく還暦を超えた海外旅行のご婦人が振袖を着ている
大きな男が化粧して女の着物を着ていたりもする
そんな外国の人の真似をする日本人や京都人がこれからの京都の景色を作っていく
男も女もこのレンタル着物の波が着物文化にとどめをさすかもしれない


世の中には本物と似たものと偽物がある一つの例に過ぎないのかもしれない
鯵庵(1.6.17)

by ajiankyoto | 2019-06-17 09:34 | 翁草 | Comments(0)

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田舎でジャガイモの花が咲いている、
3月頃種芋を植え付けて6月の始めごろ花が咲きだす
ジャガイモはナス目ナス科ナス属、そういえばナスの花に似ている
このあとしばらくすると青いミニトマトみたいな実をつけるらしい
残念ながら花が終わって1~2週間で収穫、掘りあげられてしまう

まさかジャガイモが実でなっていると思う人はいないと思う
地下茎のジャガイモを大きくするために花を摘んだ方がいい?
という家庭菜園型教訓風評に出くわす
答えは花を咲かせても芋の出来に影響するほどのことはないということだ
野菜としてのジャガイモの全ての遺伝子はイモによって引き継がれている
挿し木と同じクローンである
ジャガイモも食うだけの人には花の話はどうでもいい

一方でジャガイモの品種改良は花を咲かせて実をならせ種で行う
その結果現在の品種と花色が豊富になった
今、田舎を歩くとそういう楽しみがある
花は、アンデス山脈から何千年も続いてきた営みとも思える
ジャガイモを主食とする国もある
ただただの消費暮らしをしていると気付かない
ジャガイモの花は小さくも、美しい
、それも嬉しい発見である

だからと言って、好きな彼女をジャガイモの花に例えてはいけない
〝何が言いたいの″と、詰め寄られること必至である
ジャガイモに土がついてることを知らない人もいるぐらいだし
ましてやジャガイモの花は花屋にも売っていない
売ってなければ本当に何にも知らないんだから・・
写真はジャガイモの花(品種は聞いていない)
鯵庵(1.6.12)


by ajiankyoto | 2019-06-12 18:00 | 野菜主義 | Comments(1)


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余り会話には使われないが曖昧宿(あいまいやど)という言葉がある
表向きは茶屋や料理屋を装い娼婦を置いて客を取らせる店をいうとある
宿の一種だけど、浮世茶屋とか矢場とか置屋とか貸座敷とか言うイメージだ
旅行者の宿泊が主目的ではない、要は都合があって偽装した宿、ホテルだ
また、男女が逢引するための場所だから、偽装が必要な宿と言った方が分かりやすい
追及されたからと言って「偽装と言われても仕方ない」などと謝る必要はない
偽装は客のためにしているので偽装していることが分らないと入りにくい


昔は連れ込みホテルなどと言ったが、それでは偽装にならない
現代用語で言えは、フッションホテルだ
ひと時潰れかけたがこの頃街角にかたまってあるのが繁盛している
侘しさも後ろめたさもカバーしてくれるように偽装している
風俗店も無店舗型でないと許可を貰えないということで??共存共栄しているらしい
曖昧が売りだから夫婦でも入れます
その代り困ったことに外国人旅行者が家族で泊まったりする

二軒茶屋と言う言葉が昔からあって・・
デパートやパチンコ屋ですら二軒並んでいるところが商売になるらしい
ましてやお茶屋やフッションホテルはなお更である
ひっそりでは商売にならない
温泉マークとか逆さクラゲといったのを覚えている人も多いはず
それが今はファッション、この場合のファッションは風俗ということである
風俗とは本来庶民の暮らしそのものを言っていたのに・・


旧都である京都で生まれ、徳川体制の新都である江戸で発展した

もちろんこういうことはすぐに全国に広がる
時代劇では水茶屋とか出会い茶屋とかと言ったりする
その形が発展したのが花街であるが、色事は花街の専売特許ではない
男と女が生きていくことに遠慮は要らないが、今でも仮装は必要である

逆に有名高級ホテルこそ偽装している?そんな意見もある
だから、偽装の必要な金持ちや政治家や芸能人ら有名人はそちらを使うわけである
読者諸兄はどっち派?

写真は京都府立植物園にて
鯵庵(1.6.10)


by ajiankyoto | 2019-06-10 10:47 | 大人の恋 | Comments(0)

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京阪バスの山科急行で醍醐寺へ、京都駅八条口から約30分で行ける
醍醐寺は奈良から伏見を経て逢坂の関へ向かう古代からの奈良街道に面してある
という書き出しで路線バスとして少し特異な存在の山科急行のことを以前に紹介した
バスは今も走っている、京都八条口と醍醐寺のバスターミナルを結ぶ路線は普通に健在だ
31年の4月から阪神高速の稲荷山トンネルが無料になった
おかげで特異な事象が解消されて普通(一般路線)に普通になった・・という訳である
京都市内でも山科地区は地下鉄は縦断しているけれど市バスが走っていない
京阪バスが市バスの代わりをしている

醍醐寺は旧の伏見街道に面してある
地下鉄醍醐駅からその醍醐寺までは筋が違って少し距離がある
その間は、醍醐コミュニティバスが結んでいる
概ね30分間隔で、数分で行く
このバスは「醍醐コミュニティバス市民の会」が運営している
町内会でバス会社を経営しているわけである
ただし、京都市のヤサカバスが運行を受託運行をしている
もちろん、醍醐、伏見区、京都市の住民であってもなくとも利用することができる
醍醐寺への最短バス路線である
これも、市バスの代替でもあるゆえか敬老乗車証が利用できる

醍醐山は修験道の霊場、醍醐天皇の時代に祈願寺となって発展した
真言宗の修験道はこの醍醐寺がいわゆる元締めである
室町時代には権勢を誇った醍醐寺であるが、応仁の乱で廃寺同然であった
秀吉は伏見を隠居城にして京都・大坂と全国に睨みを利かしていた
伏見から醍醐寺までは奈良街道(伏見街道とも言う)ですぐである
このあたりは山城の国宇治郡という、ここは伏見文化圏だとも言える
秀吉がこの伏見の三宝院の再興に援助した
明治になって、神仏分離の政策によって修験道は弾圧された

平成30年9月の台風21号は京都が壊滅するくらいの被害が出た
上・下の醍醐寺ともに多くの建物が被害を受けた
復旧がすんだものもまだ復旧できないものもある
何よりも被害の大きかったのが樹木である
拝観料の必要な仁王門をくぐった人が一様に驚く、醍醐の林が全て伐採されている
近所の住宅が丸見えの裸状態である

京都の世界文化遺産の一つである
300年も400年もなんともなかったものが去年の台風でやられた
打ち壊しにあったみたいな様である
何か裏に大きな変化があるのかもしれない
文化遺産が取り消されるのではないと前後してお参りしてたおっさんの心配である
小生は、明治の廃仏毀釈もさもあらんとの気分であった
以前に少し紹介した"醍醐の水"の販売も今は中止になっていた
寺へ行くバスだけが健在である
鯵庵(1.6.6)


by ajiankyoto | 2019-06-06 10:05 | 路線バス | Comments(1)

明朗に闊達せよ

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やはり明るい子はいいね
人に迷惑をかけることが少ない
都会生活はね何かと人に頼って生きている
他人との遠近、上下左右の距離が大事だ
うるさいのは嫌だね、暑苦しいのも嫌だね
自分のことしか考えてないのに暗いのは嫌だね
どうせ自分のことしか考えられないのなら明るいのが救いだね
これを明朗闊達というが
まずは、他人に迷惑をかけないことが美徳なのだよ

世界中(?)の永遠の真理に近い
その一番の美徳を忘れてる人が多い
そのことが美徳だと忘れている人がもっと多い
何だって・・・明るいことか?迷惑をかけないことか?・・って
両方に決まってるだろうが!
なおかつ、そんな子は容姿も、この先(将来)も明るい、と
私は都市のゲソ番
そんな仕事をしながら考えた訳よ
鯵庵(1.6.5)

by ajiankyoto | 2019-06-05 08:33 | ゲソ番は足元を見る | Comments(0)