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はがき絵(男・女編)

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最後の映画スター高倉健


鯵庵のホームページ『新切はがき絵(男・女編)』を更新しました
10B の鉛筆とクレヨンで着色してます
読者の皆様にも是非覗いてもらいたいと思います
ここををクリックしていただければジャンプします
鯵庵(R5.3.1)

# by ajiankyoto | 2023-03-01 08:41 | 新切流はがき絵 | Comments(0)

(18)一言多いがちょうどいい_b0355451_08353636.jpg

父の代に「老人ホーム」と言う言葉を出せば親子喧嘩になった
家があってなお息子がいて息子の嫁がいて、病院も近いし・・云々
30年たって、今度は私がその立場にいる
今はその家が唯一の老後資金になり
親も子もそれぞれ別に暮らしている
息子の嫁は夫の親の面倒見るくらいなら、と言うだろうし
仮に入院しても病院の見舞いくらいが精一杯のところだ
子供に迷惑かけないというのが今の親の合言葉になる

子供に迷惑かけるのが嫌なら、ともかく自分の足で立て
そして、自分の金で暮らすことである
夫婦ならせっかくの同世代の絆、将来のために出来るだけ大事にせよ
今が本当に夫婦らしい時期なんだった、と間違いなく後で気づく
それでもどちらかが先に倒れる
夫が先に倒れたら、どう暮らしていくか
生きているとき、死んでしまってから
一人になって暮らすことはどういうことか
どういう風にどう暮らすか、その資金はどうするのか
もちろん、妻が先に倒れることもある
自分が死んだ後の自分の始末もこれも大事である
どうせ、思った通りにはなるはずがない
生きてる間の方が先だ、一人になって暮らせなければ晩節を汚す?

まったく個別の話である
誰にも言えることは自分で研究し学習し覚悟し準備し実践することだ
それがないと今をどう生きるかが分からなくなる
大きな病を患ったら、認知症を発症したら・・
大きな確率である、コロナの比ではない
ゴールドプランで老人福祉が大きく転回した
父の代では喧嘩になった「老人ホーム」も自分のために研究しておかねばならない
自分の資金と収入は決まっている、もう増えない

今の自宅ぐらいは息子に残してやりたいが、背に腹は代えられない
夫婦二人の生きるために使ってしまったとしても
それでも幸せな方だと思わなければならない
そういう前提で考えていることだ
・・・
こんな話の一端がブログにふさわしいか、
あるいは皆さんの役に立つかどうか、は私の知るところではない
鯵庵(R5.2.28)

# by ajiankyoto | 2023-02-28 08:56 | 昼寝の寝言 | Comments(1)

(17)何処で暮らす②

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介護が必要な年寄りが暮らせる施設は色々ある
公的機関
①特別老人養護施設(特養)
民間施設
②介護付き有料老人ホーム
住宅型有料老人ホーム(前項参照願います)
④サービス付き高齢者向け住宅
⑤シニア向け分譲マンション
もちろんそれ以外にもある
いずれもレベルに応じて介護のサービスを受けることができる
③~⑤は自立できる人も入居が可能である

認知症にだけはなりたくないのは当たり前
だが、コロナより確率は高く、コロナより怖い
何が怖いって本人の預金や財産の処分が凍結される
上手く施設に入居できたとしても、その時に限って本人の資産が動かせなくなる
認知症で要介護の認定を受けると「法的な死」になる
自分の意志で手続きができないとみなされる
田舎の信用金庫の職員が手のひらを返したように冷たくなるくらい
それだけではない
自宅の売却、あるいは有料老人ホームの契約も本人でしかできない
と言われて、親思いの息子でも打つ手も資金もなくなってしまう

何とか入居金(前払金)が要らないところと言うと特養になる
ただ、要介護3以上を入所条件にしている
特養は公共の施設である
それゆえに資産や所得の制限や差がつけられるのは仕方がない
自宅などの財産を処分することなくともかくも本人の年金相当額で暮らせる
体が動かなくなったり、痴呆や認知症になっても何とか‥と
家族で介護ができなくなれば家族と離れて一人で暮らすしかない
入所を納得させるのが大変だったと言うのが家族の弁である
終の棲家になることが多いからである
これが日本の老人福祉施設であるゆえんである
・・・・・・
鯵庵(R5.2.26)


# by ajiankyoto | 2023-02-26 21:27 | 昼寝の寝言 | Comments(0)

(16)何処で暮らす①

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こんなことばかりをパソコンで検索したり調査していると
閲覧中にも有料老人ホームの広告が挟まってくる
老人介護のビジネスが大きな市場になっていることの証でもある
せっかくのことだからその広告を開いて事例研究をしてみた

『住宅型有料老人ホーム』A京都市内の例
○鉄筋コンクリート4階建て○個室定員約70名○介護利用可(個別介護費別途)○提携病院方式(個別医療費別途)
○料金システム①入居金800万円②月額利用料27万円
あるいは入居一時金を支払わず月額のみで支払うと月額利用料43万円となる
(※20平方㍍程度の個室で寝起きしながら日常生活の介添え(食事を含む)を受けながら同程度の経済状況にある老人仲間で共同生活ができる・・鯵庵注)
(※前払い金の30%は翌日償却、残り70%を60か月で償却する、加えて7万円/月の家賃を払う)
この部屋のトータル家賃相当を計算すると合計980万(60か月)となる
仮に980万円を60か月で平準化すると月16万円となる
(※16万の部屋を借りて共用の様々なサービス施設を利用するのに17万円あとは食材費3万円と言うことになる・・鯵庵注)
入居金800万円で60カ月暮らすと月額に直せば40万円/月の支出になる
要支援・要介護となっても入居できる、ただこの費用は入居時自立を基本している

・・・と言うことは住宅型有料老人ホームに入居するためには間違いなく年金では不足である
前払い金は賃貸家賃の前払いでは所詮自分のものにはならないし、
長期になれば預金以上の元々の資産を食いつぶすことになる


都市では”住”は高くつくもの、しかも老人向けサービスとは”ほぼ職員の人件費”のことである
要介護3になるまでの腰掛と言う案内の仕方をしているところは親切であると思っている
もっと言うと
この期間(要介護2くらいまで)を何とかせめて自宅で過ごせたら老後支出の合計を減らせる・・・・
鯵庵(R5.2.25)

# by ajiankyoto | 2023-02-25 19:32 | 昼寝の寝言 | Comments(2)

(15)介護は自分の話

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人は突然死ぬものだ
と、言われても、そのことを悟るには相当の修行がいる
しかもその修行の方法は誰も教えてください
ましてや突然と言われたら間に合わないとになる
命を懸けた闘いなら生き残らなければならない
現実に死と隣り合わせで生きていた時代もある
それより先に疫病や事故で死ぬ確率めも高い
死があって生きてると気付くには相当の経験がいる
死が怖いことが生きるエネルギーになるのが本能だ

人の死は突然やってくる、と言ったって考えようもないという
だが、夫の死は突然やってくるかもしれない
と言うことなら、考えてないわけでもない??
自分が後に残る以外のことは考えない?
それもあるかもしれない
しかし、だらしない男も元気な時はいいけれど・・
万が一、何年も家で介護をしなければならないことの可能性を考えたら
感謝の言葉もまともによう言わんような男なら
そらそう思うわな

大手術した後の病院にはかいがいしく通っていたある奥さんが
その夫が退院して家に帰ってきたら別れてくれと言いだした
病院は病気、帰ってくれば介護ばかり???
病気は他人(ひと)の話だけど介護は自分の話、介護の方が怖いって
自分が病気になっても自分の介護を夫に期待できない
・・・と言う思いが重いのかもしれない
ここまで行くと落語ではすまなくなる
自分が一人で生きていくための悟りの一つかもしれない??
鯵庵(R5.2.24)

# by ajiankyoto | 2023-02-24 09:25 | 昼寝の寝言 | Comments(0)